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東京練馬の23歳・・悲劇の結末 [Dreaming 夢で逢えたら]


季節外れの話題である。
TVを観ていたら連想が連想を呼んで、遠い昔のこの話題になってしまった。


もう四半世紀も前のこと、私が若かりし頃の思い出である。
思い出と言っても楽しいものではなくて、ただただ後味の悪い哀しい思い出だ。



長野県の白馬八方尾根スキー場。
冬のシーズン、高校の同級生に誘われて名古屋から3泊のスキーツアーへと洒落込んだ。


後に長野オリンピック滑降コースともなった日本を代表するゲレンデ。
白馬なら誰もが羨む有名ホテル。


社会人となってバリバリ働き始めて全てが充実していた私も浮き浮きの心持ちであったのは言うまでもない。
美女と出会えるかも知れないしなんて下心もあっただろうか。




白馬八方尾根スキー場
800px-Happou1.jpg


















Hakuba-HappoOne, Nagano




だが、お互い独身同士で男の2人連れ。
そんな組み合わせはその時代でも、優雅なそのホテルでは稀だった。


周りはアベックで来ているか、グループあるいは家族連れ。
それでも夕食時はゲレンデをガラス越しに見渡すレストランで過ごす至福の時間帯。


女性のグループもいたのかも知れないが、今となっては記憶がない。
クリスマス前の12月だったのか、年明けの1月だったかの記憶も曖昧だ。


私はそのレストランで食事を取る時、窓ガラスを目の前にしていたし、
客席に繋がる階段方向を背にしていたから人の出入りを目にすることがなかった。



そんな時、私の相棒の視線が左から右へPanをしていって後方を見つめていた。
私の後ろを若い女性が横切っていったのだった。


彼女はレストラン奥深くガラス窓のない壁際のテーブルを選択していた。
それも壁を向いた椅子を選んで着席していた。


どうもしばらくしても、誰かを待つでもなく一人で食を取っているようだった。
待ち合わせかな?とも思ったが、
「こんなリゾートホテルに1人?珍しいよな・・」と相棒と話し合ったことを思い出す。

その日はそんなことであり、たわいもない話であった。






八方尾根ゲレンデ
 
 Hakuba-Happo One 





スキーを満喫した翌日の夕食時、前の晩と同じレストランのテーブルに着く同級生と私。
冬山のムードたっぷりの雰囲気で食事に舌鼓を打っている時、
同級生が
「おい、おい、彼女また一人でいるよ」と視線を私の後方に移していたのだった。


振り返って見る私。
何と彼女もまた昨晩と同じテーブルである。
しかも同じ椅子で壁を見つめる位置。私からはどういう顔の女性なのか見えないままであった。


「白馬で1人は余りに寂しい。声をかけようか、こっちは男2人だし、彼女も嬉しいんじゃないか?」などと
軽口を叩いていた私であったが、お互いテーブルの位置が遠いし何となくそのままになってしまったのであった。




そして、その翌日。
思う存分、ゲレンデを滑った私。


新しいスキー靴のサイズが合わなくて、我慢してスキーをしていた私だったが、
爪から出血するに至って、午後3時前にはギブアップ、部屋で一人休むことにしていた。


夕景のゲレンデ。それを見つめながらビールを飲み微睡んでいた私であったが、
陽が沈み同級生が帰ってきて、またも同じホテルのレストランで夕食となっていた。


その時に彼女にまた出会ったら今度こそ声をかけよう、そう思っていた。
スキー場のリゾートホテルに1人だなんて失恋でもして傷心旅行なのに違いない、そう感じたりもしていたし。


しかし、残念なことに、ほんとうに残念なことに3泊目のその晩、彼女はとうとうレストランに現れなかった。
残念であった。昨日声をかければよかった。そう思った。
四半世紀も経った今でもそう思う。



リゾートの夜、若い男2人でやることもなく、外にあるスナックへビールを飲みに出かけた私たち。
その帰り道、私は

「昨日の彼女、もう帰っちゃったのかな、きょうはいなかったし残念だったよ。
でもさ、こんなところに一人で来るなんておかしいし、今頃この白樺林で首でも吊っているんじゃあないの」

と、悪い冗談を口にしていた。


だがその直後、同級生の話に身体が凍り付いてしまった。





Shirakaba.jpg





















「おいおい、、実はきょうゲレンデで彼女を見たんだ。」と同級生。

「スキー場に来ているんだから、不思議じゃないさ」と即答する私。


だが同級生はこう言ったのだった。

「リフトで昇った所のゲレンデで、彼女は普段着のコート姿でずっと立ったまま景色を見下ろしていたんだ。」



後ろ姿のその光景を想像しただけで、背筋がゾッとしてしまった。 
ああ、ちょっとそれは普通じゃあない。


ゲレンデのその場面を想像するだけで楽しいスキーリゾートの夜が重く沈鬱なものになりかかっていた。

「冗談がほんとになっているかな。」
「おいおい、やめてくれよ。」


実際、何となく嫌な予感も感じていた訳で、お互い黙り込み白樺林の中をホテルに向かっていた。
首を吊っているなんて悪い冗談はもう言えなかった。


だが、彼女が何処でどうなるかを知る由もない。


誰かと出会うこともなく、ホテルの従業員にロビーのペチカに火をいれてくれと
リクエストしてまどろんだ私たちはその後、ほろ酔い加減で部屋に戻り深い眠りについたのだった。



それで終わるはずであった。





しかし明け方、隣の部屋なのか廊下でゴトゴトと人が出入りする物音に気づいて目覚めたのであった。
何事かと思いドアをそっと開けて見たところ、隣りの部屋を出入りしていたのは

それは何と数人の 警官たち!!であった。



驚いた私はベランダに出て外を見下ろすと、そこには警察の車両が数台もあり、また何人かの警官が動いている。


まさか、まさかと思いつつ、やってはいけないことだが、
ベランダにある隣りの部屋との間仕切りの下に身体を伏せていた。


下30cmほどは間仕切りがなかったのである。
そこから隣りの部屋をガラス戸越しに覗いてみた。


そして・・。

何とベッドに人が眠る様に横たわり、顔に白い布が!かけられていたのである。



何てことだ!何ってことだ! 彼女だ!彼女だよ! どうしてこんなことに!・・。



ベッド脇のテーブルには彼女の人生最後の痕跡と言えばよいだろうか、
哀しくもビールの空き瓶と空いたグラスが見えた。







"You Only Cross My Mind In Winter"  by Sting







彼女は前の日に八方尾根の景色を最後に目に焼き付けて、
リフトでゲレンデを降りた後、部屋に戻り人生最後のビールを飲んでいたのであろうか?


私はひょっとして同じ時間帯に隣りの部屋で同じ様にベッドでくつろいでビールを飲んでいたのであろうか。
隣りが彼女の部屋だったということも知らずに・・。


彼女はビールを飲んで睡眠薬自殺?・・。
余りの連関する出来事と、余りに哀しい結末に激しいショックを受けていた。



同級生を叩き起こしても、この出来事に納得がいかないままであった。
どうして声をかけておかなかったんだろう。


お互い知り合いになれば彼女の人生もひょっとしたら転機を迎えたかも知れない。
自らかけがえのない命を絶つとという結論を変えていたかも知れない。


この3日間のことを思い出し、激しく後悔していた。


しかし、同級生は何度も彼女を見ていたが、私は運悪く一度も彼女の顔を見ないままであった。
私が見る彼女はいつもレストランで後ろ姿であった。




荷造り後にスキー板を取りに降りた所で、若い男性ホテル従業員に今朝の出来事を聞いてみた。


「えっ、ご存知でしたか?」
「若い女性の一人旅は気をつけるよう言われているんです。」

「時々あるんですよ、最期はこういうロマンチックなリゾートで過ごして命を、というのが」
「だから気をつけてはいたんですが・・」

「亡くなった人は東京練馬区、23歳の女性でした。残念なことです。」




彼女は死を選択するという最期の日、家族に最後の電話をしていたらしい。
それで警察が彼女の所在を探していたようだ。間に合わなかった、残念なことに。




DSC05226.JPG











人は日常を離れた旅先で様々な出来事に出会うが、これは生涯忘れられない出来事だろう。



あれから四半世紀もの月日が流れた。
でも、今でもついこの間の出来事の様にも思える。


東京練馬の23歳。
生きていれば、今頃はお母さんになっていただろうか。子どもは同じくらいの年齢になっていただろうに。


隣りの部屋でおそらく同じ3泊の滞在。そして何度かのすれ違い。
神がいるのなら彼女の生を繋ぎ止める最後の機会を試されたようにも思える。


しかし、結果的に何も出来なかった。
せめて、私は彼女の顔を一目でも見ていたら、何かアクションを起こせた様にも思えるが
そのチャンスはとうとう私には訪れてくれなかった・・。
それも運命だったのだろうか。




顔も名前も知らない若い女性の死。
今、改めて彼女のご冥福をお祈りしたい。




暗く沈んだままで終わりたくはないので、最後にお気に入りの名曲で閉めよう。
私たちが出会えればこんな曲でカラオケを一緒に歌っていたかも知れないね。今でも悔いが残っているよ。






後ろ姿はほんとうに素敵だった・・。







合掌。
















「夢で逢えたら」RATS & STAR
Hakuba-Happo One, Nagano

















「夢で逢えたら」DEEN & 原田知世












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コメント 38

youzi

1人で旅行していると、泊めてもらえない事が多いって
聞いた事がありますが、本当にこんな事があるんですね。

by youzi (2010-05-03 17:29) 

大黒屋

youziさん

風評に影響するので伏せられていますが、リゾートでは
時々こういうことがあるんだそうです。

四半世紀も経って言うのも変ですが、タイムスリップして
彼女に逢いたいです。今でも救えたような気がしてならないんです。
by 大黒屋 (2010-05-03 18:29) 

hirochiki

こんばんは。
ご訪問 & nice! ありがとうございました。
by hirochiki (2010-05-04 19:37) 

チャコ&ミニ

ご訪問&niceありがとうございました。
物語を読んでいるようでした。人生いろんなことがあるものですね。
by チャコ&ミニ (2010-05-04 22:19) 

yakko

こんばんは。お越し戴きアリガトウございます。 哀しいお話でしたね。スキーシーズンになると思い出されることでしょう。
by yakko (2010-05-04 22:24) 

大黒屋

hirochikiさん

こちらこそ、ご訪問nice!ありがとうございました。
by 大黒屋 (2010-05-05 00:14) 

大黒屋

チャコ&ミニさん

ご訪問&niceありがとうございました。
物語のような哀しい出来事でしたから今でも忘れられません。


by 大黒屋 (2010-05-05 00:16) 

大黒屋

yakkoさん

こちらこそお越し頂きありがとうございました。
そうですね、スキーシーズンになると思い出さずにはいられない出来事です。今でもその時の悔いが蘇りますね。

by 大黒屋 (2010-05-05 00:18) 

pandan

訪問ありがとうございました。
by pandan (2010-05-05 07:16) 

zak

今でも後悔し続ける…その優しい心はきっと、届いてると思います。
by zak (2010-05-05 10:38) 

久

こんにちは、お邪魔してます。重い話ですね。本当に大国屋さんが声をかけていたら、違う未来があったかもしれない。人生と言うのはそういうものかもしれないでしょうね。自分はシニアになって思うのですが、まあ、嫌なことなど数多く経験してますが、しばらくしたら、違う何かがあって、前のことは忘れています。少しのいい加減と楽観、楽しいものを探すのが秘訣ですね。今年は又、新しい旅をされますか?大黒屋さんの旅行記やお話を聞きたいものです。
by (2010-05-05 11:34) 

PylorI

ご訪問&nice!ありがとうございました♪
八方尾根は弟がいつも使っていました…
私は湯沢方面が専門で独りでスキーもよく行きました…
by PylorI (2010-05-05 16:32) 

大黒屋

pandanさん

ご訪問&niceありがとうございました。
by 大黒屋 (2010-05-05 16:47) 

大黒屋

zakさん

ありがとうございます。思うのは心をその時に届けていればということですね。残念でなりません。
by 大黒屋 (2010-05-05 16:49) 

大黒屋

久さん

こんにちは。彼女は3日間、反面では白馬で救いを求めていたんだろうと思うのですね。
でも誰も声をかけてあげられなかった。
最初に下心丸出しでもいいから話しかけておけば運命は変わったように思えてなりません。
旅は出かけたいのは山々なのですが介護が許してくれませんね。
by 大黒屋 (2010-05-05 16:55) 

大黒屋

pylorlさん
ご訪問ありがとうございました。
八方はそれ以来スキーで訪れることはありませんでした。
仕事で白馬を訪れた時も、ホテルには行きませんでしたね。
思い出が哀し過ぎましたから。

しかし、こうやって封印を解いて日記に書いたのですから、
いずれ、もう一度訪ねてみたいものです。




by 大黒屋 (2010-05-05 17:01) 

兎猫

ご訪問&niceありがとうございます。
四半世紀前、近い年代ですね。
自分はそのころ何をし、何を考えていたんだろう?そんな事を思いながら読ませていただきました。
ほんの数日を今でも大切に覚えていてくれる人がいる・・・
そんなことをもし彼女が知っていたらそんなことにはならなかったかもしれませんね。                       合掌

by 兎猫 (2010-05-05 19:27) 

大黒屋

兎猫さん

ご訪問&niceありがとうございました。
こうして哀しい出来事を思い出すと、今でも夢の中で彼女に逢いたいんですよ。
きっと救えたんでしょう。そう思わずにはいられないんです。
by 大黒屋 (2010-05-05 20:21) 

terrybear

nice,ご訪問ありがとうございました
読んでいてドラマのシナリオかと思いました
by terrybear (2010-05-05 20:30) 

大黒屋

terrybearさん

ご訪問&niceありがとうございました。
ドラマだったらもっと劇的になっていたでしょうね。
現実は紙一重の綱渡りの末に悲劇的結末となってしまいました。

白馬だけではなくて、それは東京から始まっていたでしょうが、
最後のところで、際どいところで、私とはすれ違いとなりました。

それだけに私にとっては生涯忘れ得ぬ出来事となってしまいましたね。





by 大黒屋 (2010-05-05 20:39) 

桜貝の想い出

ご訪問とnice!をありがとうございます。
あと1日あれば・・・
そんな思いで読ませていただきました。
彼女が生まれ変わって幸せになっている事を願います。
by 桜貝の想い出 (2010-05-05 21:54) 

ちはる@ナベ

初めまして、こんばんは。
ご訪問&nice!をくださりありがとうございました!
by ちはる@ナベ (2010-05-05 23:13) 

大黒屋

桜貝の想い出さん

ご訪問ありがとうございます。
1日あればですか・・人目を気にせずテーブルまで近寄っていけば
良かったのですよね。
白馬で誰も声をかけなかったことで彼女は逝ってしまったでしょうか。悔いが残りますね。
by 大黒屋 (2010-05-05 23:23) 

大黒屋

ちはる@ナベさん

初めまして。ご訪問&niceありがとうございました。
by 大黒屋 (2010-05-05 23:25) 

やっくんたっくんのパパ

ご訪問&nice!ありがとうございました
人生って、考えてしまいました
by やっくんたっくんのパパ (2010-05-05 23:40) 

大黒屋

やっくんたっくんのパパさん

ご訪問ありがとうございます。
人生って謎に満ちたものですが、やっぱり死を選ぶのではなく、
楽しんで長く生きてもらいたいですね。そういう意味でもこの出来事は悔いを引きずっています。
by 大黒屋 (2010-05-06 00:02) 

りり

訪問&nice!ありがとうございます。
人生の中でこうしていたら・・・と思うこと何度もあります。
by りり (2010-05-06 10:14) 

久遠

ご訪問ありがとうございます。
リゾートの女性一人旅が出来ない理由の1つですよね。女性1人で泊まる
ところを探すのは昔は結構大変でしたから。
彼女がその場に留まっていないと良いですね。
一言何か声をかけていれば…と思う場面は何度もあります。
by 久遠 (2010-05-06 10:33) 

大黒屋

りりさん

ご訪問ありがとうございます。
人生こうしていたらというのは数えきれないほどありますが、すぐ脇で命が消えたというのは人生の記憶としては少々重過ぎますね。
残念と言うしかないです。


by 大黒屋 (2010-05-06 11:21) 

大黒屋

久遠さん

ご訪問ありがとうございました。
女性がリゾート1人旅でそんなに苦労されていたことをよく知りませんでした。
一言が劇的に効くということはあるのでしょうね。
その一言がおそらく誰からも何もないままだったのが辛く哀しいです。


by 大黒屋 (2010-05-06 11:26) 

kimiko

ご訪問ありがとうございます。
ふらり独り旅が好きだった昔、熱海でホテルに宿泊しようとして怪訝な顔されたことが。。^^;
女性の1人旅は傷心旅行っぽく思われがちみたいですね。
「今までの事例から一泊だけの場合はお断りしてます」って言われたコトを思いだしていました。
by kimiko (2010-05-06 15:49) 

大黒屋

kimikoさん

コメントありがとうございます。
雰囲気からして白馬の彼女は出張でもなく、また楽しそうにしている
人たちから避ける様にしていた様子からも、一人旅を楽しむ様子は皆無でした。
他人様のことまで気遣う余裕のない現代社会ですが、もう少し誰かが気遣ってあげていればとの思いは残ります。

1泊のケースが危険?ということでしょうか?
白馬の彼女は少なくとも3泊でした。彼女は逡巡していたのでしょうかね。改めて考えてしまいました。




by 大黒屋 (2010-05-06 16:13) 

ともち

ご訪問&nice!ありがとうございました。
こんなことってあるんですね。
1人旅、今まで一度もしたことない私ですが、う~ん、考えさせられてしまいました。
by ともち (2010-05-06 21:21) 

me-co

初めまして。御来訪に感謝申し上げます。
さて、自分とって八方尾根は、過去両手分ぐらい行っており、一回を除き(クソババア経営のロッジだった)いずれも楽しい思い出でしたが、はぁ~そんなこともあるんですね。今だったらホテルも警戒して女性一人は泊めないんでしょうがねぇ。死にたいと思っている人を止めるのは容易なことではないのですが、何か考えさせられます。
by me-co (2010-05-07 00:55) 

jewel

2度読み返してしまいました。
ちょっとかなり震えます。
気にかけていた女性が隣りの部屋で
亡くなる前後を見ていたとは・・。

by jewel (2010-05-07 11:12) 

大黒屋

ともちさん

ご訪問ありがとうございます。
その後、1人旅の女性を見てもそれほど気になるという体験はありません。ですが、その時だけは彼女からシグナルが出ていた訳でもっと早く気づいてあげていればと今でも思いますね。
by 大黒屋 (2010-05-07 13:13) 

大黒屋

me-coさん

コメントありがとうございます。
結局、ホテル、警察関係者以外、その出来事を知った人は私たちだけだったでしょう。

思うに、死にたいと思っている人は死へ足を踏み出す直前まで
誰かに引き止めてもらいたいという潜在意識が働いているんじゃあないでしょうか。

その一助をなし得なかった悔いが残りますね。


by 大黒屋 (2010-05-07 13:20) 

大黒屋

jewelさん

コメントありがとうございます。
私にとっては怖い話ではなくて、救える命に手を差し伸べられる機会を逃したという痛恨の思い出なんです。
長い月日が流れても、その思いは今でも変わらないのですね。


by 大黒屋 (2010-05-07 13:25) 

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