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ワールドカップ考 World Cup 2010 [Sports スポーツ]


いよいよ、ワールドカップ2010南アフリカ大会が始まる。期待は高まってきたが、個人的に言うと、
日本が後一歩の所で出場を逃したアメリカ大会や、初出場を果たしたフランス大会の方が関心が高かった。


当時の世界レベルが日本代表とどの程度の落差があるのか?世界レベルとは何処まで進んでいるのか?
モダンサッカーとはどう進化しているのか?興味津々であった。


今回の南アフリカ大会はどうであろうか?
昔と違って欧州、南米と技、組織、スタイルの違いもそれほどの差がなくなってきているので、
真剣勝負で肉を切らせて骨を断つというような一瞬を見逃せないような展開になるんだろうかね。


世界は組織サッカーとしては煮詰まる所まで来ているようだし、公式ボールが最も大きな変化のようなので
高地対策と併せてこれにどう対処するかが勝負の分かれ目にもなるだろうか。



 




WORLD CUP 2010








話は戻るが、日韓共催大会の時は海外に赴任していたので、国内の盛り上がりを皮膚感覚で知ることがなかった。
その後のドイツ大会と今回の南アフリカ大会は海外で活躍する選手も日本代表チームに増えて、
経験も技も深化しているはずだが、個人的な期待値は下がる一方だ。



先月、岡田代表監督が当時の鳩山首相を表敬訪問したニュースがTVで流された。
両者とも発言采配ともぶれまくりで、情況が余りに似通っていたので思わず苦笑してしまった。


二人とも表情は冴えなかったし、これからだというのに
リーダー二人とも心そこにあらずの雰囲気さえ画面から感じたのは私だけであっただろうか。



政界の日本代表は辞任に追い込まれてしまったが、サッカーはここまで来て、
肩代わりする時間も人物も身近におらず、そのままズルズルと来ている。


代表監督というのは首相と同じでとんでもない想像を許さないプレッシャーがあるだろうから
ある面でご同情申し上げるが、現地入りしてさえもブレまくっているのにはがっかりした。


練習形式で本田1トップ?何で今さらなんだろう?
去年、オランダとやった時から、本田の運動量、守備とチーム連動には少々問題があった訳で、
日本に現在傑出したFWがいないのであれば、本田のFWは早くから試そうと思えば試せたはずだ。
それが追いつめられた末に?試合直前になってというのは・・。
1トップで得意のミドルシュートが生きると言えるだろうか?疑問は少なくないのだけど。



本田は元々、私の地元名古屋グランパス期待のの若手であったが、
海外で急成長したはいいが、天狗になりすぎて?代表チームで空回りしているのが気がかりだ。
顔つきも精悍になった一方で少々嫌みな雰囲気も感じなくもないし。


FIFAランキングで40位台をうろうろしているチームが
真剣勝負の大会でベスト4目標などという話が出て来るのも、それはそれとしても、
「ベスト4じゃなくて優勝を目標としてもいい」という発言も、
聞かされる方は余りに空虚な発言で白けてしまうな。




まあ、代表メンバーには心も技も世界レベルにまで到達させて健闘してもらいたい。
ワールドカップ、世界レベルとはこういうものだ。







Nagoya Grampus, Dragan Stojkovic Super Goal!!!




スーツ姿でそれも革靴で45m?ダイレクトボレーシュートを一発で決められる選手は
まず日本代表にはいないんじゃないかな。
ストイコビッチ監督が決めた名古屋グランパスで永遠に記憶されるスーパーゴールだ(笑)。


この映像は世界中に配信されて話題を集めたらしい。
世界の名だたるサーカープレイヤーも注目したらしいし、
UEFA欧州連盟のプラティニ会長も直接ストイコビッチ監督に祝福をしたらしい(笑)。







ところで、南アフリカで治安の問題が随時伝えられて、日本からサポーターがどれだけ現地入りして
どういう応援が出来るのか定かではないが、以前から気になっていたことがある。


Jリーグの応援で各チームのサポーターがどんな応援歌を歌おうが、関知するところではないが、
代表チームでは自ずと考えねばならないこともあるだろう。


驚くのは日本国内で行われる国際Aマッチの試合でも曲の謂れ、意味も分からず?
Jリーグの応援の延長線上で堂々と「アイーダ」や「エンターテイナー」を集団で歌っていることだ。


私はずっとそれを不思議と言うか、失礼ながら時に愚かしいとさえ思って来た。
国際大会の勝負事で敵性曲(笑)を日本代表に向けて歌っているのである。



「アイーダ」はご存知イタリアの大作曲家ヴェルディの有名オペラであり、
エジプト、エチオピアを舞台としたものだ。


「エンターテイナー」はアメリカの作曲家スコット・ジョプリンの創ったものであり、
同じくアメリカ映画「スティング」で編曲されてアカデミー音楽賞を受賞し、
かなりのヒットとなったので一般に幅広く知られるようになった曲だ。






”The Entertainer” by Scott Joplin 1902





今回はイタリアやアメリカと対戦する可能性は低い、つまり、決勝トーナメントに進む確率は低いだろうけど、
まさかアフリカでの世界大会でそんな応援歌を歌うはずがないよね?


間違っても外国で、外国チームとの対戦で、そんな応援歌はダメである。
歌うなら特定外来音楽ではなく、ソーラン節とか日本固有の曲でやっておくれ(笑)!



失礼ながら、若いサポーター世代は国際情勢やら社会情況やら深く考え洞察しないのだろうか?
時に負けたチームバスを取り囲んで恫喝する暇があったら、まず自らと世界との関わりを考察してもらいたいな。


海外の知人には何を書いているのか意味不明かも知れない。
自動翻訳で理解出来たなら、世界の常識と日本の非常識について考えさせられるだろうか?
説明がまた難しくなるな(笑)。





ワールドカップは試合の勝負だけでなく、世界を知る貴重な機会だ。
私たちも試合とそれに付随した情報で世界を学び取りたいものだ。


応援の場でも是非ともそれを実践してもらいたいと思う。
勝った負けただけでなく、国際大会とは相手の世界と私たち自身を知る願ってもない場だ。
私もTVを通じてそれを楽しみ学ばせてもらおうと思っている。










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