インド洋遭難速報のはずが・・ Emergency in Indian Ocean [Sports スポーツ]
世界一周航海に挑んでいた米国の16歳少女 Abby Sunderland さんがインド洋で遭難したという。
救助船が向かっているというが、安否が気にかかる。
ヨット単独世界一周中の16歳少女、消息絶つ 国際ニュース : AFPBB News
この遭難事故のニュースはは世界中に配信されている。
Boats, ships scramble to reach teen drifting in Indian Ocean - CNN.com
CNN.co.jp:ヨット単独世界一周中の米16歳少女、インド洋で連絡途絶える
米16歳少女、インド洋で遭難か(時事通信) - Yahoo!ニュース
若くして冒険に挑むことは素晴らしいことだとは思う。先月、オーストラリアの16歳少女が
単独無寄港世界一周に成功したとのニュースも世界に配信されたばかりだった。
豪16歳少女、ヨット世界一周を達成 写真10枚 国際ニュース : AFPBB News
Flickr: Jessica_Watson's Photostream
若い少女が大冒険に挑んで成功したことは賞賛したいし実に喜ばしい。
しかし、気になる記事もあった。
時事ドットコム:16歳豪ヨット少女、最年少での単独無寄港無支援世界一周に成功
世界帆走スピード記録評議会は最低年齢の18歳に達していないので記録認定しなかったとのこと。
最年少での記録を狙うとか、そういう快挙に触発されて、
充分な経験を持たないままという事態の連鎖に釘を刺しているようだ。
外洋に単独で出るというのは並のことではないと思う。
私は浜名湖や三河湾でヨットをやっていた経験はあるけど、前線が通過して天候が急変する時の怖さは身にしみている。
それが外洋となれば、ベテランのヨットマンでも遭難する時には遭難してしまう。
若さを競うというか冒険がエスカレートすることは怖い。冬期のインド南洋は危険だという指摘もあったようだ。
社会人となって、命にも関わるような冒険に挑むことは人様に迷惑をかけない限り、それぞれの自己責任だが
若年齢に触発されるというある意味のレースが過剰になることは避けるべきと言うしかない。
時に危険過ぎる冒険の成功と失敗は紙一重だ。
去年、オランダでは何と14歳の少女が単独世界一周に挑戦しようとして、
司法手続きにより出港を禁じられる出来事があった。
オランダのヨット少女、逃避行のカリブから失意の帰国 - MSN産経ニュース
帆走評議会が18歳未満を記録認定しないということはそういうことなんだろうと思う。
私は遭難したと伝えられるアビーさんには何としてでも生還してもらいたいし、彼女を非難したい訳じゃない。
成功した者が賞賛され、失敗した者が非難されるようでは不公平としか言い様がなくなってしまう。
それでも、世界のヨット乗りは遭難を伝えるこの一方を戒めとしなければいけないんだろうとは思う。
彼女の無事をお祈りしたい。
・・と、ここまで書いてUPしたら、何と無事見つかったのだと言う。
不明のヨット少女、見つかる 単独世界一周航海中 国際ニュース : AFPBB News
人騒がせな奴だ! 関係者一同この事態を自戒すべきだよ。
ほんと疲れるな・・(笑)。
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