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絶滅危惧種のミュージカル映画 Red Data Musical Film [Cinema 映画]


最近、映画館からも足が遠のいている。
ストレス解消できるような情況もないまま、介護だけの暮らしに心模様は右肩下がりだったかな。
このまま人生が下がり続けていき、死に至るような錯覚に囚われていたのかも知れない。


さて、映画の1ジャンルにミュージカル映画というのがある。私が子どもだった頃はミュージカル映画が全盛時代であった。


ミュージカル映画は1960年代前半がピークとなった。

アカデミー作品賞61年が 「ウエスト・サイド物語 」” West Side Story”
63年が「マイ・フェア・レディ」 " My Fair Lady" 
65年、「サウンド・オブ・ミュージック」 " The Sound of Music" である。


隔年でミュージカル映画が作品賞を獲得していたのであるから、一目瞭然だ。
中でも「ウエスト・サイド物語」はブロードウェイミュージカルをそのまま映画化したものだった。


アカデミー賞10部門を獲得、アメリカ移民の人種問題などを題材にした社会性のあるテーマが
当時としては極めて斬新で、大きな話題を攫った。









" West Side Story " 1961







「ウエスト・サイド物語」は当時としても異例だと思うが
東京では61年から63年まで1年半に渡りロングラン上映されたというから隔世の感もある。


当時はテレビも登場してきていたが、映画はまだまだ娯楽の頂点を辛うじて極めていたのかも知れない。
「ウエスト・サイド物語」の登場は私の親の世代の人々が青春を謳歌していた頃で、
私は後年、中学生の時にリバイバル上映で観にいったものだ。


今では数年も前のリバイバル上映というのはあり得ないが、VTRもDVDもない当時は、
封切り映画館で数年前の名作、大作が正規料金でよく上映されていた。




このウエスト・サイド物語、改めてYouTubuにアップされたものを見ても、如何に画期的であったかがよく分かる。
ジェローム・ロビンスの振り付けが余りに凄いのでとてもじゃないが、半世紀も前の映画とは思えない。
60年代に映画館で見た時の新鮮さが今見ても、何とそのままなのである。


陳腐さが何処にもない。
2010年の今日、時代背景を1960年のニューヨークにして製作された物だとしてもまったくおかしくないほどなのだ。




そして、如何にウエスト・サイド物語が斬新で凄い演出がされていたかを証明するビデオクリップを見つけた。
何と映像はウエスト・サイド物語、そして音声は全てマイケル・ジャクソンで吹き替えた物だ。


これが何とも凄い! 凄いなとしか言い様がないほどの出来映えなのである。












” West Side Story ” replacing music by Michael Jackson !!!
 Replacing music, it's so cool!!!  Synchronizing it's so great!!!










ウエスト・サイド物語とマイケル・ジャクソン。
映画と音楽、興行という夢の世界で頂点を極めた両者の出会い、ミキシングがこんなにも劇的であったとは。


編集が凄い。本来の映画より凄いかもだ。
マイケル・ジャクソンのヒットソングがこんなにもシンクロナイズしていいのかとさえ感じるほどだ。


そして改めて思った。
ウエスト・サイド物語が如何に偉大な作品であったかということを!





長くなったので、この辺りの話については明日にでも引き続き、書かせて頂こうかな。











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コメント 4

つなみ

うっわあ~!かっこいい~~!!
素晴らしいコラボレーションですネ!
by つなみ (2010-07-24 14:02) 

youzi

ミュージカル、NYCでしか見た事がありませんが、
私はオペラ座の怪人が大好きです。
by youzi (2010-07-24 21:41) 

大黒屋

つなみさん

今じゃ老人ホームに入っているような年齢のダンサーが
この頃既に画期的なダンスを踊っていたということを
このコラボで再認識致しました。かっこいいですよね。
by 大黒屋 (2010-07-25 11:42) 

大黒屋

youziさん

本場NYでご覧になられましたか、いいですね〜。
それにしても今はネットで映像を探せるので便利になったものです。
by 大黒屋 (2010-07-25 11:45) 

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