Russia & India Musical Film ロシアとインドのミュージカル映画 その2 [Cinema 映画]
” Стиляги ”は 英語訳すれば Hipsters 日本語で言えば、何と言ったらいいか、「流行人」と言えばよいかな。
映像はこの映画のラストシーン。
Facebook で友人達に確認したのだけど、ここはモスクワのティベルスカヤ大通り。最後の背景に遠く見えるのはクレムリンだ。やはりそうだったのかと思いつつ、このシーンの驚異的撮影に再び感心してしまう。
主人公が大通りに出て、そこから3分20秒もの長回し撮影。ノーカット編集だ。これは凄い。
ミケランジェロ・アントニオーニの「さすらいの二人」のラストシーンも凄かったが、一気に感動を盛り上げて終わるエンディングは実に爽やかだ。
日本に入って来る外国映画は米国に加えて、僅かに韓国程度。
昔はフランスやイタリア映画が流行った時代もあったが、最近は輸入が少なく日本では低調だ。
しかし、このロシア映画のように海外に秀逸な作品は実に多い。しかも、この映画は日本や米国において絶滅寸前のミュージカル映画だ。
こういうご機嫌で洒落た現代感覚溢れる作品を日本人が観ることができないというのは実に残念なことだとも思う。
さて前回の時に言及しなかったのだけど、それは世界最大の映画大国インド映画のことだ。
インドの映画というのは、あまり知られていないのだけど製作本数は世界一、映画館の観客動員は知らなかったのだけど、これも世界一なのだそうだ。
ボリウッド Bollywood というのはネット上でよく目にしていたが、ハリウッドをもじったということだそうだ。
特にこの10数年、マサラムービーというインドやパキスタン辺りの映画が一部で人気になったのはご存知の方も少なくないと思う。
このマサラムービーはミュージカルシーンのオンパレードで必ず映画の盛り上げに一役買うパートだ。
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