ミンスクの夜は更けて Minsk's Night [Europe/Russia 欧州ロシア]
しばらく海外に出て旅をしていたのでブログアップが滞ってしまった。
以前の私ならリアルタイムで日記を書いていたかと思うが、
最近は旅先でのんびりしてしまうようになっているので日記の滞りはご容赦ということで(^^;
ところで先月、滞在したばかりのベラルーシの首都ミンスクが争乱状態となっている。
普段のミンスクは何も起きないと言えば語弊があるが、民主国家とは言い難いが為に国に反旗を翻すという雰囲気は微塵もないのだが、
選挙の時ばかりは国際選挙監視団や世界からメディアが集まるから、反体制派もこの時ばかりはと勢いづく。
争乱の選挙というのはベラルーシの大統領選挙のことだ。
欧州最後の独裁政権と揶揄されるAlexander Lukashenko ルカシェンコ大統領がまた再選されることになりそうだという。当選なら連続4期だ。
だが、選挙の度に野党候補と政権側との激しい対立が続いている。
開票結果は8割もの得票率? ここではいつも開票不正があったとして、抗議デモ参加者が政府と激しく衝突してしまう。
前回選挙では許し難いことだが多数のジャーナリストも拘束されてしまった。
Russia Today
これまでの選挙では抗議デモの取材さえ規制されてジャーナリストは首都中心部に入ることを許可されなかった。
とんでもない話なのだけど、無理をして撮影に入ったジャーナリストは悉く当局に拘束されて留置所に放り込まれたものだ。
しかし今回は例えば、このRUSSIA TODAYなどを見てもカメラマンは中心部に入って撮影はできているようだ。
前回の強権弾圧策にはかなりの国際的抗議があったのだと思う。ミンスクの夜は更けて
普段のミンスクは静かな首都だ。
だが、外電で報じられる情況は普段の暮らしからは目を疑うほどの光景だ。
前回大統領選挙時はルカシェンコ政権は兄弟国ロシアと蜜月関係にもあったが、エネルギー問題の対立から、
ルカシェンコはこのところ欧州と接近していた。しかし、この選挙争乱で欧州からまたも激しく批判を受けている。
ベラルーシはロシアとも欧州ともうまく協力関係が構築出来ないだろうか?
海を持たない国であるから、周辺国とは上手に御付き合いしなければならないだろうが、先行きは不透明なままだ。
こんなことでは深刻な経済不況から脱却は難しいのだろうと思う。
ベラルーシの知人達の暮らしも未だ明るい光は見えて来ないのかな?
大統領選挙では多数のメディアや監視団も入って来るからホテルも確保しにくいのだけど、一度は覗いてみたい。
だが、さすがにルカシェンコの次はないのだろうと思う。
4年後のベラルーシはどうなっているのだろうか?
2010-12-21 13:39
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とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 株の投資 (2014-07-04 10:36)