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愛護と虐待の世界 [Social Problem 社会問題]

 

中国で飼い猫300匹が食用にされる寸前、動物愛護活動家に保護されたそうだ。

しかし、保護されたはいいが、盗まれた猫を売り飛ばそうとしていた取引業者は拘束されたものの、

まもなく釈放となったという。

 

 

食べられる寸前!飼いネコ300匹を保護 上海 写真3枚 国際ニュース : AFPBB News

 

 

中国の警察幹部は「中国にはネコを食べてはいけないという法律はない。ネコは保護対象の動物ではない。」と語ったという。

なるほど、およそ動く物は何でも食べてしまう?という中国人ならではの話だろうか。

 

 

中国や韓国で犬の肉が滋養強壮に効くなどと言われて食用にされているのは知られた話だと思う。

中国辺りで狗肉とか香肉とか書かれた看板・メニューは犬の肉なのでご注意頂きたい。

 

しかし、ブログでは愛犬家の方がかなりおられるので、こういう状況というのは堪えられない話なのではないだろうか。

 

 

 

実は今週末には我が家にボーダーコリーがやって来ることになっているのだが、そのボーダーを殺処分から救出する人々も日本にはいる。

 

 

BORDER COLLIE RESCUE NETWORK(ボーダーコリーレスキューネットワーク)~愛すべきすべてのボーダーコリーのために~

 

 

 

 

日本では犬、猫というのはペットであり愛護の対象であるが、同じ日本人でも

飼い犬が邪魔になったという理由で平然と放棄する人が後を断たないのであるから、

救出活動もいつまでたってもなくならない。ボランティアで救出をしている方々には頭を下げるしかない。

 

 

 

一方、毛皮養殖に反対を唱えて世界的な行動をとっている人々もいる。

 

 

中国毛皮養殖場の内側  FUR 毛皮はいらない

 

 

 

時々、世界各地では裸の女性たちが毛皮反対を唱えてキャンペーンを行っていたりするが、

それを多くの人たちは傍観し、奇異に感じたりさえしているのではないだろうか。

 

 

 「コートのためにいくつの命を」、スペインで毛皮反対運動 写真11枚 国際ニュース : AFPBB News

 

 

 

 

 

先日、トルコの知人が中国で行われている虐待映像を紹介してくれた。

この映像は世界で知られ始めているということだったし、私はかつて多くの死体を見たこともあるのだが、

この動画は余りにも残酷で今もって個人的トラウマになってしまっている。

 

何がかと言うと、中国人と思しき業者たちは毛皮の対象となる動物を次々と生きたまま!吊り下げて毛皮を剥いでいるのである。

その中には犬も含まれている。生きたまま尻尾から頭まですべての毛皮を剥がれるのである。

犬は全身の毛皮を剥がれて血まみれのまま息も絶え絶えであるが、その目は哀しみに満ち満ちているのであった。

 

こんなことを平然と行う連中というのは血の通った人間だろうか?

私にはこのような虐待行為を決して許すことが出来ない。

出来ないが、人間だからこそ、このようなおぞましいことが出来るとも言えるかも知れない。

 

人間という奴は固定観念の世界で行動したりもするから、価値観が違うととんでもないことを当たり前に行ってしまう。

だが、それを覆そうと、中国の虐待に抗議活動としている人々もいる。

 

 

 

 

 

注意!!【このHPの映像には極めて悲惨な映像が含まれています】

      【反対抗議活動が行われていることだけを知って頂ければ結構です】

     

 

China flaying animals alive

 

 

ヘルプアニマルズ - 毛皮は動物の死体です

 

 

     【動画にはこの世の物とは思えぬ残虐映像があるのでHPを見るだけに止めて下さい】

 

 

 

 

 

 

最近、クジラが湾内に紛れ込んだとか砂浜に打ち上げられたとかのニュースが時々流される。本日も千葉の海岸にマッコウクジラが打ち上げられたそうだ。

 

千葉の海岸にマッコウクジラ迷い込む(日本テレビ系) - Yahoo!ニュース

 

 

 

 

報道論調もそうだし日本人の心情はクジラが助かって欲しい、助けてやりたいというものだろう。

しかし、南氷洋では調査捕鯨名目で未だにクジラを食用にしている実態もある。

 

ところが、それを止めるよう訴える海外の環境団体の妨害活動に対しては、

一転して日本人の正当な捕鯨活動を邪魔するなというような論調になってしまうのは何故なんだろうか?

 

一方で弱ったクジラは助けたいが、一方で多くのクジラを捕獲して殺して食べたいという日本人。

 

中国の虐待は論外だが、価値観の相違も含めて、私たちの世界とは何と矛盾に満ち満ちていることだろうか。

 


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コメント 2

youzi

2年間、北京にいた事がありますが、
そう言えば、あまり猫を見かけなかったような気がします。
犬は食べるって聞いていましたが、猫も食べるんですね。
留学生から聞いた話ですが、朝鮮族のお友達の家に遊びに
行ったら、家に壺が置いてあって、ザーサイか何かが入っているのかな
って思って、ふたをあけたら、中には皮がむかれた犬が入っていた
そうです。
ちなみに北京では狗肉が売られているのは見ませんでした。
今では中国でも犬を飼っている人が増えていますが、
食べる人もいるって、なんだか不思議な感じがしますね。
by youzi (2009-07-02 22:26) 

大黒屋

中国では牧場でセントバーナード犬を食用に肥育していて、スイスが抗議したという話がありました。
食べることも許せないのですが、殺し方が尋常ではないですね。
どうも皮を剥くと食用にもいいということなんでしょうか?
価値観が余りにも違いすぎて、当事者とは議論も噛み合ないようなきさえしますね。
by 大黒屋 (2009-07-02 23:56) 

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