マンゴー!マンゴー! [Asia アジア]
何と思いもかけず、海の向こうからギフトが送られてきた。
それも、国際クール宅配便だ。
中身は何と!台湾マンゴー!
台湾駐在時代、かつて部下だった女性からである。
今ではもう業務関係もなくなって数年が経つというのに忘れずにこんな贈り物をしてくれるなんて。
因みにこれが例の宮崎産だとか沖縄産となると、とんでもないお値段になってしまうが、
台湾では比較的リーズナブルなお値段になる。
国内産は台湾マンゴーが注目されるようになってから、このところ生産を始めるようになったが
やはり値段がね。
東南アジア産はもっと安い訳だが、台湾産は品種改良を重ねて来ているし、味は保証付きである。
台湾はマンゴーに限らず色んな熱帯産フルーツを品種改良してきているから、
この時期は店頭にどっさり美味しいフルーツが並んでいることだろうね。
ところで、その昔もう9年ほど前になるだろうか。
まだ日本ではマンゴーがポピュラーな果物ではなかった頃の話だが、
台北市内に永康街というグルメ街がある。小龍包で超有名なお店もあったりして、
平日夜は毎晩、週末はお昼から夜更けまで、食事、スイーツを求める人々でごった返す。
その中に、冰館という名のスイーツ店があり、夏場の5月から10月頃まで行列が出来るほど人気のメニューがあった。
気温が35度を超えると列の長さは100mにもなることがあった。
人々が何を求めているかと言うと、マンゴーかき氷なのであった。
意外ではあるが、フルーツ王国・台湾でもマンゴーのかき氷はなかったのである。
マンゴーとかき氷、コンデンスミルク、シロップというだけの組み合わせが大ヒットしたのだね。
実を言うとそれを初めて日本のメディアに紹介したのが私であったと思う。
台湾でのマンゴーかき氷の大ヒットが日本でも知られるようになって、
翌シーズンからの日本語版の台湾観光ガイド本には冰館やマンゴーかき氷が掲載されるようになった。
日本人観光客も、そこを目指すようになったりしていた。
しかし当時、台湾南部にあるマンゴーの生産地を訪れて、生産者から聞いたのだけど、
冰館ではマンゴーのランク、ABCDの内、CとDを使っていて、高級品のABランク品は使用していなかったのだよね。
低級品のマンゴーを使っていても、かき氷で味をごまかしてしまうからか、それでも美味しいのである。
当時の値段は大皿にマンゴーと氷がてんこ盛りで300円くらいだったと記憶しているんだけど、
日本でなら当然1000円はしてしまう量であったと思う。
台北市永康街・冰館
永康街は私のマンションから自転車で行ける距離でよく通ったものだ。
懐かしいな。
この時期の台湾はフルーツ天国。
台北行きオープンチケットが手元にあるけど、今は台湾に行く余裕がまったく見つからない。
残念だな。
行けない代わりにギフトのマンゴーで台湾を味わうとしよう。
ではマンゴー今からいただきます。皆様、ご容赦。
2009-07-02 21:03
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コメント(4)
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台湾って、美味しものが沢山ありそうですね。
中国語が通じるので、一度行ってみたのですが、
いつもあの繁体字がって思ってしまって、
行く事ができずにいます。
大陸の简体字を新しい文字として覚えてしまった私は
日本語の漢字に置き換えるのも苦労しています。
by youzi (2009-07-02 22:32)
youziさん 繁体字がですか?私は逆で簡体字が不得手です。
繁体字は日本人には分かりやすいのだと思うのですが・・。
多分、中国語が出来ない方は繁体字の方が理解しやすいから
旅先でも簡体字よりは安心できるのでは?と思うんですけどね。
台湾楽しいですよ。是非どうぞ。
by 大黒屋 (2009-07-02 22:42)
台北に住んでいらしたんですね!
私も大昔住んでいたんですよ!(@@ 20年前にww
農安街の近くでした。懐かしいなぁ~~^^
マンゴーの存在も、「台湾マンゴー」で知りました(笑。
甘くて美味しいですよね。でも、マンゴーかき氷は食べなかったな~
今はかなり発展しているみたいですね。
私も日本に戻ってから一度も行ってないので、また行きたいと思っているんですー。
小龍包が食べたくなってきました^^*
by ruriy (2009-07-03 16:15)
ruriyさん
農安街って民生東路より北にありましたかね。
何となく思い出しました。
そうですか、住んでいらしたんですね。
でもマンゴーかき氷はこの10年ほどで出て来たスイーツなので
当時はあたりまえですがなかったのでしょうね。
今は市役所近辺とか北部とかが大発展しています。
たぶんタイムマシンみたいな感じだと思います。
ディンタイフォンも支店が出来ていたりでにぎわっていますよ。
by 大黒屋 (2009-07-03 18:54)