SSブログ

マイケル ジャクソン 最後の雄姿 [Music 音楽]

マイケル ジャクソン非業の最期も、死してなお未だ彼の話題が世界を駆け回っている。
葬儀やら遺書遺産の話やら、全身麻酔薬だの子どもの後見人だのゴシップ情報は次から次へである。



しかし唐突に公開されたリハーサルの映像を見ると、マイケルの歌と踊りにはキレがありなおさらその死が惜しまれる。










リードギタリストのお姐さん?との絡みやバックダンサーとの呼吸間合いなど、50歳とは思えない
往年のキレと色気が健在だ。
リハーサル映像を見て今さらではあるが、ここまで完成していたのなら、欧州ツアーを完遂してから逝ってほしかったと思うのは世界中のファン誰しもが同じ思いかな。

この時期にリハーサル映像1分40秒を提供して来たということは間違いなくDVD化して販売するということなんだろうね。
スーパースターの死は通常はそれで終わりだけど、彼の場合は最終公演直前の死であり、
エンターテイメントビジネスは死をもって終わりとさせない関係者のただでは起きない執念をも感じさせる。




で、東欧からこんな話も出て来た。





ウクライナは何度も周遊しているし、このニュースのザポロージャにも2回ほど行ったことがある。
ウクライナ東南部は重工業地帯でもあり、この度の世界大不況はウクライナを直撃していて
国家財政破綻の危機にさえ見舞われている。
この冬に訪れた時には、各地の工場で操業停止が相次いでいて、失業率4〜50%なんて声が地元民からも上がっていた。

IMFの繋ぎ融資で生き延びているが、1月にはロシアがガス供給ストップなどという弾圧を行ったこともあり、
各地で暖房に大きな支障がでていて、実際にホテルの部屋が寒くて縮こまるなんてことが度々でもあった。

私の知人はザポロージャ中心街にあるホテルのマネージャーをしているが、この冬は、宿泊客が激減していてが困り果てていたよ。
ウクライナは通貨グリブナが急落しており、事態は深刻だ。

経済危機の継続に加えて数年前からの親欧米路線か親ロシア路線かで政局は国家を二分したままでこれも危うい。
昨年には窮地に陥った大統領を守るため、大統領派軍部隊が首都キエフに向かうなんて事態も起きていたし、
昨年のグルジア危機はウクライナのクリミア半島危機にもつながる危険を孕んでいる。


で、経済不況で観光客誘致にマイケルジャクソンの博物館をというんだが、
私も何故ザポーロージャ地方の村なのかと感じたのだけれど、
地元議員が「世界は今やグローバリゼーションの時代だ」と答えたというのには思わず苦笑してしまった。

世界同時不況は確かにグローバル化した世界経済がもたらしたものであるから、
そこから何とか脱却したいという東欧の地方都市が海の向こうのスーパースターの死に着目したことに
異議を唱えるものではないけど、オクチャーブリスカヤ村がジャクソン村になる?
やっぱり笑ってしまうな。
ホテルのマネージャーに彼らは本気なのか?と今夜あたりに聞いてみよう。



さすがに明日我が家にやってくるボーダーコリーにマイケルなんて名前は私にはつけられないけど、
東欧にジャクソン村が一つくらいあってもいいかな。

何の縁もゆかりもない所にジャクソン村ができたら、さすがのマイケルもあの世から苦笑いだろうけど。






nice!(12)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 12

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。