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介護の始まり [Care 介護]

介護の暮らしが始まった。
先週金曜日、母の退院。
入院時の外泊経験から懸念はしていたが、肢体不自由に認知症を引き起こした脳梗塞。
炊事洗濯身の回りの世話。
愛犬の飼育も重なって始まっているから、ストレスも溜まる一方。
ここに書くに書けないことも多々あったりする。
気が重くてとても日記を書く気になれなかった。


介護ベッドやら介助ポールとか自宅での設えも何とか一段落。
ケアマネさんやデイケア施設、デイサービス施設の担当者と連日のやり取りも
昨日の関係者会議でこれも一段落。契約書もすべて終了。

この1週間、病院医師、看護士、薬剤師、栄養士、リハビリ担当者、ケースワーカーなど
一体、何人の関係者と打ち合わせして来たことか。
こうしたことは親戚兄弟など誰も分かっていないから、
皆好き勝手な思い込み。


きょう、ジャズ歌手の綾戸智恵さんがゲスト出演でインタビューに答えていたんだけど、
お母さんの介護が話の中心になったりしていたよ。
その介護のためにコンサート活動も中止したりしていたんだね。
これで日記を書く気になったかな。

 

 

Feel Like Makin' Love訳詩付-綾戸智絵Chie Ayado




昨日は初めてデイケア施設へ。
朝の準備、何もかもうまくいかない。
四六時中続く愛犬の世話も重なって、
施設から迎えの車が来たというのにストレスピーク、ついに声を荒げてしまった。
何もかもと言いたいほど身の回りのことをやってあげないといけないが、
24時間一緒にくっついていたら、こちらまでおかしくなってしまう。

しかし綾戸さんはそんな介護の最中にあっても「人生楽しんで生きようぜ」とTVでメーセージを。
ああそうだよな、それも私の生き方だったはずと感じ入る私。


で、やっと介護生活のスタートが始まったところで
突如、三重県は志摩半島の老人施設入居で担当者が訪ねてきた。
以前から、母の同級生の方とそこに入る話もあったのだが、
ご迷惑をかけるばかりだからと固辞してきた話。
だが、食事付き個室月14万円。海は近いし環境はいいらしい。
それと、介護保険適用で、デイサービスが月2万円。

何とか年金などで賄える額ではある。
名古屋市内辺りの施設ではそんな額では済まなかったりするし。

でも、何もかもセッティングした今頃何で?と少々不愉快ながら説明を受ける。
だが、本人は同級生たちと入居できるならと涙を流して、そこへ行きたいと・・。

そうは言っても今すぐは関係者に迷惑をかけるから出来ないと主張する私。
やっとここまで、こぎ着けた途端のこんな話。

それに、名古屋からその施設まで片道2時間以上はかかる。
とても都度都度と面会に行ける距離でもない。

とにかく「デイケア、デイサービスが始まった直後なので、
この話は今すぐは出来ないが先行きは検討しますから」と締めくくる。

だが、施設担当者がいなくなった途端、「やっぱり犬もいるし、家がいいかな」とこぼす母。


人生に決められた航路はない。何処へ向かうか誰にも分からない。
朝陽に向かうか夕陽に向かうか?  私の人生はどこへ向かって行くだろうか? 







飼い主の心労も知らずに脳天気なララ 
DSC04537.JPG






















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nちゃん♪

大黒屋さん、こんばんは♪

介護生活、金曜日から始まっていたんですね。
なかなか軌道に乗らなくて、大変ですよね。

実は、私の旦那さんの両親の介護を、以前、3年程、少しお手伝いしたことがあります。
ヘルパーさんがお休みの週末だけですが。
それでも、毎週となると大変でした。
気持ちが・・・嫁の微妙な立場もあるし・・・。
今は、お義姉さんと同じマンションに住んでいますが。

旦那さんやお義姉さんに、モーッ!と思うと、本当に足が重かったです。
それでも、いざ行ってみると、お義父さんが晩酌を美味しそうに飲んでいるのを見ると、お義父さんに罪はないしと思ったり。

今は、お義母さんは365日、お正月も毎日、デイケアに行っています。
お義父さんは、週に2回位でしょうか。
お風呂に入りに行っています。

綾戸さんのTV、私も見ました。
すごいバイタリティーのある人ですよね。

偶然にも、私のモットーも
 『なにごとも、楽しまないと♪』 です。
なかなか、出来ませんが・・・。

脳天気なララちゃん、場を和ませてますね♪
私も、チャートを見ていてヒートアップする気持ちを、ララちゃんを見て和ませてもらってます。

『宇宙に佇む アンデス 天空の鏡』見ましたよ。
綺麗ですね~!
空を見てると、自分も宇宙に住んでるんだな~って思います。


by nちゃん♪ (2009-07-14 20:07) 

奈々パパ

大黒屋さん
介護お疲れ様です。
介護認定にはこんな改悪もあるようです。
これも介護費用削減のためわざとでしょうか?

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/14/104217/

新規申請者で倍増、介護保険「利用できない」…厚労省検証
 介護保険制度で、今年4、5月の新規利用申請者のうち、介護保険を使えない「非該当」と判定された人の割合が、前年同期の倍になっていたことが13日、厚生労働省の検証作業でわかった。

 厚労省によると、要介護認定の新規申請者で、市町村から認定された5万9396人を調べた結果、5・0%が「非該当」。昨年4、5月に非該当だった人の割合は2・4%、一昨年同期は2・5%に過ぎず、率で2倍になった計算だ。介護度が最も軽い要支援1の割合も今回が23・0%で、昨年の19・0%、07年の18・4%より増えていた。

 要介護度を決める認定は今年4月から、調査項目数を82から74に減らして調査マニュアルも変更されており、介護関係者から「要介護度が軽くなるのでは」との声も出ていた。厚労省は原因分析も含めた検証を続け、必要があれば認定方法の修正も行う方針だ。


また、介護認定に不満があるときは、不服申し立てができます。
期限があるようですので、おかしいと思えば考慮されてはいかがでしょうか?

http://www.pref.aichi.jp/korei/kaigo/link6.html

by 奈々パパ (2009-07-14 21:04) 

oseko

大黒屋さん

介護生活が始まったのですね。
介護をした者にしか分からない大変な御苦労が
たくさんあると思います。

ご自身の介護もお忘れなく・・・・

ララチャンの写真には癒されます。^^

by oseko (2009-07-15 10:52) 

大黒屋

nちゃん♪さん
こんにちは。介護の経験がおありだったんですね。
血がつながっていても大変ですから、その状況は尚更ご苦労されたのではないですか?
こうなると、親戚兄弟様々言ってきますので、それも心理的に滅入る話です。
劇的な効果があれば、出来るだけのことはしますが、
一長一短ありますし、どの選択がベストかを決めるのはというのは
中々困難ことですね。
なので、自分がこうなったら、どうするという準備も具体的に浮かびません。
景気と違って出口は見えませんね。

ララは1歩進んで1歩下がる感じで、手間暇かかっています。
数ヶ月もすればルールも覚えるんでしょうが
この夏は心労で痩せるかもです(笑)。






by 大黒屋 (2009-07-15 13:16) 

大黒屋

奈々パパさん
色々情報をありがとうございます。
母の同級生の方が介護認定で母より1ランク下なのですが
シャキシャキとしていて、お一人でどこでも元気に歩き回られているのに、母はそんなことはとてもできません。
認定がこの春から厳しくなったことも影響しているでしょうか。
2〜3ランクは違いがありそうなのになあと思い込んだりしています。

それにしても、わざわざ愛知県のHPまで探して頂いて恐縮しております。
確認はしてみようと思います。


by 大黒屋 (2009-07-15 13:22) 

大黒屋

osekoさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
息抜きには夜自宅を抜け出すしかないですね。
しかし、ララが啼くので母が起きてしまうし、
ちょっと近所で1杯というのも難しい状況で・・。
早く躾けを進めねばと思うこのごろです(^^;





by 大黒屋 (2009-07-15 13:29) 

kaoru

介護が始まったのですね。
御自身の時間も無くなってしまい
なかなか思うように行かないので
わかっていてもイライラとしてしまったりと
大変なことが多々ありすぎますよね。
上手くストレスも発散させて御自身の
心身共に呉々もご自愛下さいね。
可愛いララちゃんが居てくれるので
癒されてほっこり和むことも出来ますね。
by kaoru (2009-07-16 09:09) 

大黒屋

kaoruさん
返事が遅くなってごめんなさい。コメントありがとうございます。
介護と犬とストレスがWで!来ているので、発散させる場が今ないのですよね。
その場を一時抜け出すと後でさらにストレスが増幅することになるので
子犬が早くルールを覚えて手間ひまかからずになってくれることが今一番の願望です。
by 大黒屋 (2009-07-17 19:34) 

katze

遠く離れていて、介護には関わらないまま、
施設に預けてしまっているので、
生活の中で介護されている方のホントの苦労は
想像もつかないのですが、
どこかで気分転換、できるといいですね^^
無理しすぎないでくださいね。


by katze (2009-07-18 00:13) 

大黒屋

katzeさん
コメントありがとうございました。
始まったばかりでこういう暮らしがいつまで続けられるかは定かではないです。本人は施設に入りたいと言っているのですけど、どうしたものかなんですよ。
で、名古屋に来られるのですね。
鰻では「いば昇」「蓬莱軒」などの老舗で極上の一時を過ごせます。
是非お試しください。
by 大黒屋 (2009-07-18 15:20) 

youzi

介護、うちも他人事ではないような気がします。
実際にする事にななったら、きっと他に何も
できない状態になるのではと思います。
ララちゃん、脳天気のようですが、
みんなの気持ちを癒しているのでしょうね。
by youzi (2009-07-18 22:22) 

ruriy

うちも父は半介護状態なんですよ...
私もいろいろなことが起こり実家に戻ることなったのですが、今度は父の介護を母と協力する立場に・・・
どこへ向かうかわからないけれど、
一日一日を楽しんで生きていきたいものです。
by ruriy (2009-07-19 15:59) 

大黒屋

youziさん
介護は出口がないのでいけませんね。
未来に希望が描けないのが辛いところです。 
ララは今のところ、癒しと手間暇とどっこいどっこいでしょうかね。
早くルールを覚えてくれればいいのですが。


by 大黒屋 (2009-07-19 18:01) 

大黒屋

ruiryさん
介護もする側が複数なら少しは救われるかもしれませんね。
私の場合、介護も母と子犬と両方で愚痴をこぼす相手もいないのが
いけないです。
介護する側もいつ健康を害することになるか分かりませんから、
お母様も注意が必要ですね。
お母様も大事にしてあげてくださいね。
母は今から考えれば倒れる前にサインがありましたが
それを老いだからと、見過ごしていました。
by 大黒屋 (2009-07-19 23:35) 

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