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Bohemian Rhapsody [Life 人生]

何ヶ月ぶりのブログアップだろうか。
張り付けの仕方も忘れるほど久しぶりの日記である。
書き込むのをしばらく放棄していたのにもいくつか理由がある。

本音を言うとここで、私の人生の変遷を語っていきたかったのだが、危機管理上の問題が出て来ている。
とあるSNSでも日記を書いていたのだが、そこに一人のパラノイアがいる。
個人の誹謗中傷を平然と行う奴なので、関わるのが嫌になっている。
自分の人生をここで語っていくと、漏れ伝わり逐一知られることにもなるだろうから、考え込んでいた。

以前の私は常に世の中の前面に出て、反社会的な存在とも時に対峙していた訳だが、
今は逆だ。極めて個人的な小さな世界に身を置いて縮こまっている。
人生のベクトルが真逆になってしまっているよ。


さて、ここで何処まで書き込むか今も迷っている。
このところは、海外にいる多数の知人とSkypeで話し込んだりチャットで近況を語り合っていた。

事実上、無料で海外とTV電話が出来るのであるから、時代は変わったものだ。
30年以上も前、米国を放浪した時に、ホテルからコレクトコールで実家に電話した時など
料金をいくら取られるか分からず、恐ろしくて15秒ほどで切ってしまったことを思うと
隔世の感がある。1ドル240円の時代だった。
こんなことは当時から考えるとほとんどSF映画のようなものだったが、確かに30年も経過したのだから
当然かな。
その時のSFのような未来に今、私は生きているのだから。


DSC04573.JPG



















my dog Lara. she is too much aggressive. just bohemian. sometimes destroyer! everything will be destroyed.                                                      




さて、書くのを逡巡してきたと言うかエネルギーをなくしていた理由がもう少し。
一つは愛犬の問題だ。

ララは我が家の歴代の犬の中でも破壊工作では群を抜いている。
手間隙のかかることではは並ぶ犬がいない。
あわよくば、介助犬にという当初の目論みはほぼ3週間で潰えた。

一言で言うとアグレッシブと言うか暴れ犬なのである。
飼い主を攻撃するという意味ではなくて、とにかく周りにある物何でもちょっかいを出したくなる。
動いている物は当然だが、室内で飼っていたころの荒らされ方は半端ではなかった。
被害はここに書ききれない。
躾けをするにも、ほとんど効果がない。
何度、指導しても気にしない。思いあまって手を挙げても直後には尻尾を振って自由奔放、何事もなかったかのような振る舞いだ。
トイレの躾けも滅茶苦茶になり、またケージに入れておいて私の姿が見えなくなると、真夜中だろうが何だろうが啼きわめく。近所迷惑も甚だしい。
風呂にも入れない。
室内ではPCケーブルから何から破壊され、ケージさえも破壊を続ける。
ケージの中でさらに鎖をつけて!出かけてもケージを破壊して、室内をケージごと引きずり回し、
室内はボロボロにされる。
よって、リビングルームはスラム化してしまった。
ちょっと買い物に行けば、部屋はテロで爆発があったかのような修羅場だ。
8月半ば過ぎ、介助犬の適性なしと諦め、室内飼育を断念することにした。

しかし、今の状況では庭で飼えば、庭が滅茶苦茶にされてしまう。
考えたあげく、2階のバルコニーで飼うことにした。
我が家は築50年近くて古いのだがバルコニーは相当広い。ほとんど庭と同じくらいの広さがある。
ここで放し飼いにしたところ、無駄吠えがまったくなくなった。
通りを近所の人や散歩の犬が通りかかっても眺めているだけで吠えることがない。
しかし、破壊工作は目の前に何かがあればどこでも何でもやってしまう。
先日、PCのネットが突如繋がらなくなってしまった。様々調べるが原因が分からない。
そしてもしやと思ったことが現実だった。
バルコニーの手すりの外側を走っている光ファイバー。これをを物の見事に噛み切ってしまっていた。
よしずやら物置の中にあった靴など、ここまでやるかと思うほどの破壊工作だ。
介助にはまったく向かないがテロ活動には向いているかもしれない。
以前飼っていたシェルティとはこれも真逆の性格なのである。


で、このところ、参っているのが糞の始末だ。
普段は1階のリビングにいるので、2階の様子が分からないのだが、成長と共に糞の量も当然増えるのだが、
ちょっと間をおくと、バルコニーが一面トイレ化してしまっている。
最近顕著なのが、数カ所に分散して糞をしたあとでその上を走り回るためなのかどうなのか、
乾燥してバラバラになった糞が米粒大になってバルコニーの10〜20㎡にわたって散らばってしまっていることだ。どうも遊びでバラバラにしているのかもしれない。
この掃除に下手をすると30分もの時間がかかってしまう。
酷い時にはトイレットペーパーの量その後に清掃に使う水の量と、人の量を10倍も上回るほどの量だ。
人的金的コストは甚大なのである。
もしや介助の一助にでもなればと考えた犬が逆に足を引っ張ってくれる結果となってしまった。



 一人で行う介護がしんどいのは介護の状況を分かち合う存在がないことだ。
物理的な問題よりも精神的な問題の方が大きい。
介護が深刻な社会的問題であり、その中に突如直面してしまった上に上記のような有り様だ。
介護を受ける本人にも愛犬にも何の罪もないのだが、それをケアする側の人生は確実にすり減っていく。
自宅を半日と空けることが出来ない。
雁字搦めなのである。


実は夏場に精神的にすり減っていた私は1週間ほどユーラシアへ旅をしてきた。
この3年ほど一度外へ出ると何ヶ月も旅に出たままだった頃と比較しようがない短いものであったが
リフレッシュはできた。
しかし、そのちょっとした旅に出るにも旅自体の準備手続きより、介護と犬を委ねる手続きの方が大変だ。
1週間のショートステイも9月は施設を見つけるのが困難だった。
名古屋市内で見つからず何とか県内で見つけたが、本人を含めた面接、契約など手続きは煩雑を極めた。
結局、介護と犬の手当では旅の準備のエネルギーの数倍も必要だった。
また、その間のコストも私一人の旅行経費に匹敵する額にもなってしまう。
要は海外だろうが国内だろうが、一晩家を空けるためには相当な覚悟が必要なのである。

愛犬を預けた郊外のドッグスクールでは引き取る時にこう言われた。
「4ヶ月の訓練を受ければ躾けはある程度できますが、このようにはしゃぎ回る性格は一生直りません。


私の人生のキーワードの一つが自由奔放であった。
ボヘミアン的な生き様がまるで人生の指標のような感じを抱いて来た。
愛犬もそういう性格はいいのだが、他者に迷惑がかかるようではダメだよね。
Bohemian Laraは 生きる上でのルールを分かるようになってくれるだろうか。




Queen  Bohemian Rhapsody
 




 海外にいる知人たちにもこのブログのことは伝えているが、英語で正確にまた面白く書けるほどの才覚はないのでブログも日本語である。
しかし、知人たちは写真やらYuoTubeなどから時には何とか言わんとしていることは読み取ってくれることもあり
(ほとんどは写真や動画を見るだけらしいが)
「何で最近はアップしていないの?」と、先日言われたばかりだ。
「OK、週末には書くよ」と約束して2週間も経過してしまった。



さて、以上のような状況が近況なのだが、様々な人生の選択肢、それを鑑みた結果、
海外ロングステイの決行に傾いて来ている。

週3、4日ほどのデイケア、デイサービスでも本人負担は月額4〜5万円が出て行く。
実は外国ではこの額は東南アジア、中央アジア、中南米、東欧、アフリカなどの世界では
毎月2〜3人分の給料に相当する額であったりする。
また有料老人ホームでとなると、名古屋市内では月20〜30万円の費用負担となるが
この額はそういう世界ではプール付き豪邸に住める額ともなる。
様々斟酌すると海外に住むという選択肢がかなり魅惑的なものなのである。


何しろ、今の私には何の自由もない。籠の中の鳥である。
春までは野に放たれた野鳥のごとくで、それも巣に帰るのは久しぶりという暮らしであった。

で、海外移住すれば、籠の中の労働(それも無収入!)から解放されて、自由に籠の中と外を出入り出来る訳である。
よって来年にはと、ケアマネジャーさんにも時々話したりしているし、
先日は介護行政で区役所に小言を並べたりした時にも、海外で介護をとのアイデアには担当者も賛同するかのようなごとき発言であった。


私は介護には海外労働者の開放をと従前から意見しているのだが、社会の第一線から身を引いた今となっては
遠吠えそのものである。
日本人介護士の給与を倍増させるか、労働軽減するかの措置が必要だろうと思う。
しかし、日本語検定を通らなければ、外国人は帰国させるなどという閉鎖的な国に身をおいて介護を委ねる訳にもいかない、そう思っている。


だが、何もかも今の生活基盤を廃棄整理してとなると、それも相当なエネルギーが必要だ。
私一人なら、来週にだって渡航出来る知見経験はあるが、現在の状況はそんな単純ではない。
複雑な整理手続き、あるいは周辺の説得も含めて進めねばならない。

来年には海外でなどと夢見たりしているが、現況はセミリタイア海外ロングステイなどと響きのよいものとは
まったく違う世界なのでそれも厳しい。


さて、それもこれも含めて、人生行路を書いていこうと思っていたが、海外生活上の危機管理も
現実に視野に入ってきたので、具体的に書けなくなっている要因だ。
日本人が海外で殺され被害に遭うケースも現地で実際に調べたことがあるので何が危険かは多少は知っているつもりだ。
どこまで書けるだろうかね。手探りだな。


介護と愛犬で今は出口を見つけ難い。
仮に海外でとなれば、それも大きな転機になるだろうけど。






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yonyon88

大黒屋さん、ご無沙汰です。
久し振りの日記を拝見しました。
ララちゃん、大きくなりましたね。やんちゃそうな目をしていますね。
ゲージを破壊して室内を引きずり回すだなんてスゴイですね。
好奇心が旺盛なんでしょうか、飼い主には堪ったものではありませんね。

>週3、4日ほどのデイケア、デイサービスでも本人負担は月額4〜5万円が出て行く。

たださえ減る一方の年金なのに、この負担額は大変な物になりますね。

介護士さんは重労働の割には、安い給与です。
安い給与で重労働なら、ますますなり手はなくなります。

日本は 安心して老後が過ごせる国ではなさそうです。




by yonyon88 (2009-10-11 15:53) 

大黒屋

yonyonさん こちらこそご無沙汰しておりました。
写真はこの夏のもので、今はもう二回りほど大きくなっています。散歩の飼い犬が集まる公園があるんですが、
はしゃぐことでは多分ナンバー1です。
全力で走られるとスピードが出過ぎて怖いです(笑)

年金もこのところ企業年金の危機も言われ始めているのでそれも怖いです。予定通りもらえなくなりそうで。

安心して暮らせないので個々人で対応するしかありませんね。
by 大黒屋 (2009-10-12 21:42) 

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