最期のララ Last photo Lara

昨日今日と暑いほどの好天に恵まれた。

一昨日の夕刻、雲が厚くなり薄暗くなりかかった時の天候を忘れるような青空。

こんな天気だったら、ララはヘッドライトの群れを目指して一直線なんてことはなかっただろうに。

きょうはララの葬儀の日。お別れの日だ。

 

あんなに活発で元気一杯だったララが物も言わず横たわる。

ララが大好きだった我が家のバルコニー。眺めもよく、行き交う人や車の様子も見る事が出来て

そんな時のララは幸せだったと思いたい。

  

事故の当日。

いつもとは違う初めての公園で道路を横切る歩道橋の上から行き交う車の様子を私はララにじっくり観察させてあげた。

ラッシュで多数の車が行き交う道路とはどういうものか私はララに理解させようと思ったのだが

それが返って仇となってしまった。

公園の奥深く雑木林に行きながらも、ララは車の騒音に敏感に反応していたんだろうと思う。

普段からスピードを出す車に向かおうとする傾向がララにはあったから注意はしていたのだけど、

まさかララが１００m以上も命令を無視して全速力で向かってしまうとは。

どうしてもスピードを出す車を止めたかったのだと思う。

だから、ララは歩道から飛び出し、向かって来る車に向かってしまった。

その場面、衝突する音と光景が今も私のトラウマになっている。

悪夢としか言いようがない事態だったし、今でも現実に思えないその現実が重くのしかかる。

ララは身体の上を前輪後輪とタイヤで二度に渡って轢かれてしまったけど、そんな出来事は何もなかったかのように綺麗なままだ。

いつものようにスヤスヤと昼寝をしているようだったね、ララ。

海外の知人友人たちには、e-mail 、skype、そして、このブログを通じて

ララの死を伝えたから、哀悼の意を伝える弔電は何と１００通を超えるほど頂けたよ、ララ。

そのコピーの一部を供えたから、受け止めてほしい。喜んでいいんだよ。

それにしても、余りにも静かなララ。これじゃあ、余りにも寂し過ぎるじゃないか、ララ。

いつものように大はしゃぎしてほしかったよ・・。

 

I am A Thousand Winds

Don’t stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am the sunlight on the ripened grain
I am the gentle autumn rain

I am a thousand winds
I am a thousand winds that blow
I am the diamond glint on snow
I am a thousand winds that blow

Don’t stand at my grave and cry
I am not there, I did not die
I am the swift rush of birds in flight
Soft stars that shine at night

I am a thousand winds
I am a thousand winds that blow
I am the diamond glint on snow
I am a thousand winds that blow

Don’t stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am the sunlight on the ripened grain
I am the gentle autumn rain

I am a thousand winds
I am a thousand winds that blow
I am the diamond glint on snow
I am a thousand winds that blow

I am the diamond glint on snow
I am a thousand winds that blow

ララの指定席だった車後部の荷台に亡骸を乗せて、火葬場に向かった。

途中、我が家の墓にお参り、ララを無事に迎えてやって欲しいとお祈りした。

その近くにある大きな公園。

ララが大好きだった散歩のホームグラウンド。

毎夕、ここへ向かう時のララと言ったら、もう猛烈に階段を駆け下り、毎度大騒ぎだった。

ララはとにかく外で走り回ることが好きで好きで溜まらない犬だった。

午後４時すぎ、まだいつもの常連さんはまだいなくて、ララは誰にも最期のご挨拶ができなかった。

残念だったね、ララ。

友達がいっぱい出来たし、わずか生後５ヶ月でどの犬よりも速くなっていたし、

体重４倍はあろうかという秋田犬にも物怖じしなかったララ。

だからララは車にも向かって行ってしまうなんてことをやっちゃったのだよね。

Lara wanted to say last goodbye to many doggie friends at the park in Nagoya today.

 

名古屋にある火葬場。

手続きをして聞いてみると焼却は明朝らしい。

それまで保管庫にいれてほしいと言われた。

車をそこまで移動して、要介護の母と一緒に最期の別れ。

我が家の代々の犬たちもここから天に向かっていった。

しかし、何度でも辛く悲しいものだ。

取り分け、ララはわずか５ヶ月あまりでこの世と別れるのだから

なおさら切なかった。

最後までララの身体は生きている時と同様に柔らかかったし。

ブリーダーの世界ではブルー＆ホワイトと呼ばれるボーダーコリーの種としては珍しい毛色だった。

首回りのその短い毛の一部をララから頂いた。

今夜は孤独だね、ララ、・・・寂しいね。

Lara shall fly to the world on a thousand  winds tomorrow from here.

 

明朝にはララの身体は灰と煙になる。

きっとララは千の風になってくれるだろうと思う。

そして、今度は地上を走るだけではなくて、ララは世界の空へ飛んでいってくれることだろうと思う。

ララは命の尊さを身をもって教えてくれた。

そして、千の風になって世界に伝えて欲しい。

命あるものはすべて命の尊厳があり、世界には愛の数と同じく喜びと哀しみがあることを・・。

さようなら、ララ。

Lara's body will be burned tomorrow morning.

But Lara will be on a thousand winds.

Lara not only runs, she also flies to the world.

If you see the sky in your country, please feel it, some wind, 

the most important thing is a life. 

Lara might surely be pleased with it, too.

タグ：ボーダーコリー　ブルーカラー　火葬　千の風になって　ヘイリー・ウェステンラ　a thousand winds 　送別 愛犬　事故死

コメント 30

なんて言葉をかけたらいいのか。。。
ちょっととまどいましたが。コメントを残して帰ります。
ララちゃんが天国でも幸せで過ごせますよう願ってます
大黒屋さんもまだ時間はかかるかもしれませんが…
元気出してくださいね。
by モコ (2009-10-16 22:39) 

とても辛いお別れですね
大黒屋さんの家族になって幸せだったと思います
ララちゃんのご冥福をお祈りします
by あんれに (2009-10-17 00:40) 

とてもつらい出来事ですね。
どんな言葉もなぐさめになりませんが、虹の橋を渡った
ララちゃんは、大好きな大黒屋さんとお母様のことを
天国から見守ってくれてますよ。
元気出してくださいね。
by nekonote (2009-10-17 04:35) 

おはようございます。
辛すぎるお別れになってしまいましたね。
ララちゃんは、家族になれて幸せだったと
これからもいっつも一緒で天国から
優しく見守ってくれていますよね。
色んな思いが込み上げてしまわれるでしょうが
お母様とララちゃんの為にもゆっくりと
元気と笑顔を取り戻して下さいね。
呉々も心身共にご自愛下さいね。
ご冥福を心からお祈りいたします。
by kaoru (2009-10-17 08:20) 

愛犬が亡くなるというのは本当に辛いですね。
私も何回か経験をしました。
by mamii (2009-10-17 11:22) 

ご冥福をお祈りします
by HAL (2009-10-17 11:25) 

心よりご冥福をお祈りいたします。
ララちゃん、千の風になってみんなを見守っていてね。
そして、生まれ変わったらまたみんなを幸せにしてね。
by silver4 (2009-10-17 14:02) 

お辛いでしょうね。。。言葉がみつかりません。
私も過去、一緒に暮らしていた鳥、ネコ、犬を、目の前で見送ったことがあります。どの子も亡くなった時、しばらく立ち直れずにぼんやりとした日々を送ってしましました・・・。
ララちゃん、大黒屋さん、お母様の守り神になって、すぐ傍にいらっしゃいます。元気出して下さいね。
by aura-aura (2009-10-17 14:07) 

ご訪問ありがとうございます。
ララちゃんのご冥福をお祈りいたします。
by 空楽 (2009-10-17 14:30) 

あまり自分を責めないでくださいね。
ボーダーの習性上、しょうがなかったのかも・・・。
家族として過ごした楽しい記憶を思い出して、
感謝してあげてください。
by caveruna (2009-10-17 16:38) 

ご無沙汰してました。
ララちゃん、こんなことになっているなんて･･･
大黒屋さんと過ごせた時間、幸せだったと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
大黒屋さんも元気だしてくださいね。
by ruriy (2009-10-17 17:49) 

訪問ありがとうございました。可愛がっていたペットの死はとても悲しいですね、我が家は猫を飼っています・・・・
by fuzzy (2009-10-17 18:06) 

久しぶりに訪問させていただきましたが、
まさかこんなことになっていたなんて・・・
あまりにも早いお別れで、受け入れがたいことだとお察しします。
ララちゃんのご冥福をお祈りします。
by ten (2009-10-17 20:17) 

久し振りの訪問がこんな結果だとは思いませんでした。
実は私（家族）にも同じ経験があり、思い出してしまいました。
事故はとても辛いものです。
大黒屋さん、自分を責めすぎないようしてください
ララちゃんのご冥福をお祈りします。
by k-yan (2009-10-17 20:40) 

心よりご冥福をお祈りいたします。
ララちゃんの事を思うと、涙が出てきますね。
by youzi (2009-10-17 21:36) 

モコさん

コメントありがとうございました。
ララが天国で走り回っている様子がまだ浮かんできません。
ララに謝ってばかりの日々です。
by 大黒屋 (2009-10-17 23:35) 

あんれにさん
コメントありがとうございました。
ララが我が家に来て不幸だったとは思いたくないのですが
どうしても自責の念を感じてしまいます。
by 大黒屋 (2009-10-17 23:37) 

nekonoteさん
コメントありがとうございます。
ララが虹の橋までたどり着いてくれているのですが・・。
天国から見てくれるでしょうか・・。
by 大黒屋 (2009-10-17 23:40) 

kaoruさん
ありがとうございます。
思うに介護のことがあって、充分にララのことをして上げられなかった思いが強く残ってしまっています。
こんなことになって申し訳なかったという悔悟の思いばかりがこみ上げてきてしまいます。辛いですね。

by 大黒屋 (2009-10-17 23:44) 

mamiiさん
コメントありがとうございます。
我が家は今とても辛い状況でしたから、ララが来てくれて
どんなに明るくしてくれていたか、今さら思い知っているところです。残念です。
by 大黒屋 (2009-10-17 23:45) 

HALさん
ここまで来ていただきありがとうございました。
by 大黒屋 (2009-10-17 23:46) 

silver4さん
コメントありがとうございました。
千の風になってくれたでしょうか、そう信じたいです。
by 大黒屋 (2009-10-17 23:48) 

aura-auraさん
コメントありがとうございました。
辛い我が家にきてくれたララが逝ってしまって、
なおさら、辛くなりました。
ララが我が家にいてくれた時がどんなに幸せだったのか、
後悔先に立たずです。
今は悲しみばかりですが、私自身ララに感謝できるようにしっかりしなければいけませんね。
by 大黒屋 (2009-10-17 23:53) 

空楽さん　わざわざ訪問いただきありがとうございました。

by 大黒屋 (2009-10-17 23:56) 

caverunaさん

ありがとうございます。ボーダー専門のブリーダーさんからも電話を頂き、慰めをいただきましたが、ボーダーの特性もあらためて教えられました。好奇心旺盛なので時としてそういうこともあるのですね。
そういう意味でも悔やまれてなりません。

by 大黒屋 (2009-10-17 23:59) 

ruiryさん

ご無沙汰しておりました。こんなことになってしまって
皆さんから哀悼の辞を頂戴することになり、ララに申し訳ない思いでいっぱいです。
本来ならララの元気な様子をここで伝えていきたかったです。
ララが幸せだったと思ってくれているのか、辛いものもあります。
叱った思いも数多く脳裏にやきついているのですが、
でも、いつも天真爛漫だったララ、それだけが救いでしょうか。
by 大黒屋 (2009-10-18 00:04) 

fuzzyさん
訪問いただきありがとうございます。
せめてララには世の中をもう少し体験させてやりたかったです。
残念です。
by 大黒屋 (2009-10-18 00:06) 

tenさん

久しぶりに訪問いただいてこんなことで申し訳ないです。
まだ子どもだったララの成長をみてほしかったですが・・。
by 大黒屋 (2009-10-18 00:10) 

k-yanさん

こんな結果で申し訳ありません。
事故死というのは病死と違って、
事故前後のことが繰り返し蘇ってきてしまいます。
それが辛いところです。
亡くなったララと生きて会話をしたかったですが
それも叶わぬ事でした。
今は心で祈るしかありません。
by 大黒屋 (2009-10-18 00:14) 

youziさん
ありがとうございます。皆さんから慰めのお言葉を頂く度に
涙の状態です。
by 大黒屋 (2009-10-18 00:16)