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人生には2つのビッグイベントがある・・ [Life 人生]

最近、悲しい出来事が続いている。


私たちの人生において、これだけは保証できるという話がある。
人生には2つのとても大きな出来事があるということだ。

そして、既に私たちはその一つを体験し終えてしまっている。
そして、遅かれ早かれいずれもう一つを迎えることになる。


あなたも私も同様なのである。
それは何かと言うと、私たちは地球という星に生を受けたということだ。

そのビッグイベントは既に行われて、次なるビッグイベントはと言うと、その生が使命を終える時なのである。


私たちは日々の生活、出来事に追われて翻弄されることが多いが、
生と死という人生のビッグイベントに自らの運命、そこに思いを馳せることは余り多くないだろうと思う。


しかし、人によっては3つ以上の大きなイベントがあると主張される方もおられるだろうか。
愛する者の死は自らの死と同様であると・・。

それでも、自らの大きな2つのイベントを超えるものはないとここでは敢えて断じておこう。
それはすべての生物に共通する宿命なのである。
哀しいことに・・。




 



先日、ロシアはペルミのナイトクラブ火災でモスクワに運ばれ治療を受けていた知人のお友達のことを
書き込んだのだが、その方はその翌日に亡くなったそうだ。

全身70%の大火傷だったのでホープレスかも知れないと感じていたが、残念な結果になってしまった。
余りに若過ぎる24歳での死。お気の毒なことだ。
知人はそこでのパーティに誘われたのに、たまたま参加しなかったことで、人生は生まれ変わりになったと
話していたが、まあそういうことも感じるだろうね。

2つ目のビッグイベントに参加することは偶然にも避けられたということなのかな。





 昨夜、かつての職場の後輩から携帯電話に訃報の連絡があった。
その電話で、一緒に並びの机で働いていた同僚2人が続いて亡くなったことを知った。

一人は採用一期上の先輩で高校でも2学年上の先輩だった。
昨年に肺がんを患ったという話は聞いていたが、その後の話はなかったので治癒したのかなとは思っていた。
が、最期は脳にまで転移していたそうだ。
知らなかった。

高校は進学校だったので、3年生になるとクラブ活動からは事実上引退同様となることから
乱打をし合うことはほとんどなかったが同じテニスクラブで活動させてもらった。

それから数年後にまさか同じ職場の同じセクションで働くことになるとは思わなかったが、
テニスでは週末や大会出場で汗を流し合う仲だった。
もうラケットを持って打ち合うことも出来なくなった訳だ。哀しいな。


そして、その連絡電話で同期採用の女性が2週間前に亡くなっていたことも知らされた。
彼女は短大だったので私より2歳若い、そして美女中の美女だった。
彼女ががんだという話も漏れ伝え聞いていたが、これもその後の話がなかったので危機を克服できたものと
思っていたのだが。


私が海外赴任生活から帰還した時に同期の皆で歓迎会を開いてくれたのはついこの間のような気がする。
彼女は私の職場の先輩と結婚して寿退職していたのだが、その時にわざわざ駆けつけてくれたのは
どうしてだっただろうか?
こういうことになるのであれば、その時にもっと話し込んでおけば良かったと悔やまれる。


連絡をくれた後輩は総務セクションを担当しており、最近は密葬にするケースが多いのだそうだが、
彼女も近親者だけによる密葬だったそうだ。
だから職場の誰も葬儀に参列していないそうだ。哀しいな。最期のお別れも出来なかった。
そう言いながらも、私の時には直葬でもいいかな。そういう最期の流儀も出て来ているようだし。


今月立て続けに亡くなった二人。
かつては同じセクションの同僚だった。若い頃は皆でテニス合宿やら海水浴やらで遊びまくったものだ。
亡くなったこの二人は名古屋では一世を風靡した人だったからこそ、ひっそりとした死が哀しみを誘ってくる。



人生とは何と儚いことだろうか。
50代に入って亡くなるというのは余りに早過ぎる。
余りに早過ぎて多くの哀しみを多くの人たちに残して逝ってしまうのだが、
遅かれ早かれ、私たちの人生はもう既に定められている。


そのことを噛み締めて、これからも、人生を大いに楽しんで生きていこう。
人生というのは幼少の頃に予想していたよりも短く儚い。
つまり誰にとっても残されているのは僅かな!時間なのである。


2つめのビッグイベントを淡々として受け入れられるように、悔いなくやってみたいことは何でもやってみよう。
少なくともやりたくないことはやらないことで早々にセミリタイアしたし、
何にしても楽しめることを楽しむ人生にしたいものである。



『ある日どこかで』  " Somewhere in Time " 1980 USA
           " The One You Love "    1982 by Glenn Frey 



「ある日どこかで」は時空を超えたラブストーリー。
半世紀以上も前に活躍していた女優と時空を超えて恋に落ち入る物語。
この頃のジェーン シーモアは美しかったな。

曲である " The One You Love "と 映画の ” Somewhere in Time ” とはまったく関係がない。

どうしてこの組み合わせを考えたのだろうか?

このYouTubeを作った人は台湾香港ではなくて中国の人のようだが、
何だか雰囲気は絶妙にマッチしているね。その想いは如何なるものなのだろうか。


主演のクリストファー リーブは52歳で亡くなったそうだ。
晩年は車椅子姿しか見ていなかったのだが、それでも52歳は若過ぎる。
2週間前に逝った同期の彼女も同じ歳だったかな。



2つめのイベントを終えて旅立って逝った人たち。


時空を超えて、旅立った人たちにもう一度逢いたいものだ。
時空を超えて、若い頃を思い出し思う存分エンジョイしたいものだ。



だが、このブログを書いている私も、そしてこのブログを読んで頂いている皆さんも、
いずれ2つめのイベントを迎えて旅立つことになる。


私は輪廻とかあの世とか、実は余り信じない方なのだが、
死を身近で見つめる時、そういうことを信じたくなる気持ちは痛いほど分かる。私もそうだからだ。



宇宙という壮大な営みの中で、余りにも儚い命。
愛おしくも儚い命の触れ合いが私たちの暮らしのそこかしこにある。


そして、残念なことに人生の2大ビッグイベントだというのに、私たちは自分自身の
そのどちらも自覚認知し、記憶することが出来ない。
自らの生も死もじっくり認識することが出来ないという、ある意味の矛盾。
命とはそういう定めなのか・・。



この世にある余りにも儚い命。
だからこそ、それを大切にして生きていこう。






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youzi

メリークリスマス!
いつもありがとうございます。
素敵なクリスマスになりますように。
by youzi (2009-12-24 23:06) 

大黒屋

youziさん

メリークリスマス。いつもありがとうございます。
このところ、日記をサボっているので恐縮です。
良い年をお迎えくださいませ。


by 大黒屋 (2009-12-26 10:19) 

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