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バーチャルの支援 Virtual support Real [Accident 事件事故災害]





日本の国際緊急援助隊が地震発生から二晩を経てようやく現地入り活動を開始している。
昨日も書いたことだが、日本人被災者も多数発生して事は緊急を要しているのに、何故地震の翌日それも午後の出発なのであろうか?
当然だが、現地到着作業の開始は翌々日になってしまう。
中国の地震の時にはもっと遅かった様に記憶しているが、結果的に実際の活動は救助ではなくて遺体の収容作業になってしまう。
国際緊急援助隊ではなくて国際遺体収容隊になってしまっている。
2日も経てば生還率は急激に低下して、ほとんどの人が絶命してしまい、レアケースで奇跡の救出ということしかない。


メディアは分かっているのかいないのか、何処もこのことを批判しない。批判すれば当局から目の敵にされるので誰もこのことを糾弾しようとしない。国会では御座なりの質疑はあっけど。
よって、出遅れ作業の実情は遺体収容隊になってしまっているのだよ。






  






ネッ上ではクライストチャーチ地震に関する多くの映像が編集されアップされている。そして何ともう既に追悼哀悼の意を込めたもの登場していて、悲劇の大きさを伝えてくれている。












AFPはネット上にバーチャル危機管理センターが設置されたことを伝えている。
Googleの安否情報サービスには8500人もの情報が既に集まっているという。





Facebookにもいくつかのサポートページが開設されていて宿泊待機情報などで被災者を支援しているようだ。





先日はアラブ革命にネットが目に見えない形で関わり、ネットが反政府運動を動かしている実情を観て驚いたが
災害でも現場で右往左往しなくとも世界中から情報支援が行われる。それを私たちもネット上で見つめることも出来きる。バーチャルがリアルを支援している訳なのだな。




新しい形の情報伝達の時代を実感するが、一方で今も情報伝達の大きな柱の一つであるTV局が崩壊したことは
今でも信じられない。



king's education.jpg



























カンタベリーテレビ Canterbury Television は建物が全壊した後も情報更新は何もないHPがそのままであったがとうとう2日を経過して閉じられてしまった。
だが、YouTubeに彼らの映像が残されていて、それを拝見することは出来る。




しかし、ビル全壊という悲劇の後でそれはまるで墓標のようにも見えてくる。
CTVビルでの生存者は絶望的になっているということでもあり、言葉を失ってしまう。


先ほど、日本のテレビでは司会者の宮根誠司さんが片足を切断されて救出された日本人の若者の記事で
珍しく声を詰まらせていたが、私は犠牲者だけでなく生還者、被災者の方々にもお気の毒という薄っぺらい言葉しか出て来ない。言葉が出て来ないな。
ただただ、さらなる救出と復興をお祈りするだけだ。











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