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イランの天使 最期の瞬間 [World Situation 国際情勢]

イランでの抗議活動がさらに活発化していることに驚きを隠せない。
元々、ペルシアの人々は近隣のアラブやスラブなどとの関係や反欧米という関係性もあり、ナショナリズムが高揚しやすい面もある。反政府活動のエネルギーはそんな国民性から来ているような感じあるし、人間という生物は抑圧が行き過ぎると開放性を求めることになるのだろうか。

イラン革命の時の記憶も鮮明だ。
当時のパーレビ国王は米国に亡命したことから、テヘランの米国大使館は占拠封鎖されて大使館員の数十人が数百日も囚われの身になってしまった。

特殊部隊デルタフォースなど精鋭軍部隊を投入した人質救出作戦はまるでアクション映画のような電撃作戦であったが、
砂嵐だったか衝突事故も誘発発生して作戦自体が失敗に終わった。

夜間に始まった作戦では航空機同士が衝突する事故が起きてしまった訳で死傷者も少なからずだったと思う。
今は亡きタイムライフだったかな?
砂漠で炎上した作戦機と黒焦げ死体となった兵士たちの生々しい写真が掲載されていた。
特殊作戦というのはハリウッド映画のような訳にはいかないことを当時思ったものだ。

さて、イラン反政府抗議活動は何処へ向かうだろうか?
サッカーイラン代表チームで緑の腕章をつけて戦った選手は皆代表を外されて生涯出場禁止処分となったそうだ。


そして抗議活動の騒動に巻き込まれた若い女性が射殺される事件があり、今ではイランの天使とまで呼ばれているとのことだ。






メディアもイラン革命を彷彿とさせる事態と伝えているようだが、あれから30年、国を揺るがす争乱という点では同様なのかな。

石油大国のでの争乱であり、また核開発で国際世論を敵に回す政権でもある訳だから、この争乱の帰趨は国際情勢、世界経済への影響も計り知れない部分もあったりする。

政府反政府のどちらに正義があるかを論じるつもりはないけれど、相変わらず何処の国でも市民を弾圧する強権政権というのは選挙体制や公平性の面で余りにも問題が大き過ぎる。

そして何よりも市井の人々を武力で殺傷するような政府を認めるなどとは普通の感覚なら思えないだろうし許せないことだよね。


イランの天使に合掌・・





イランの天使 最期の瞬間

これは現実・・余りに重く苦しい・・。

【注】一部凄惨な映像が含まれています 


   












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やまがたん

イスラムは宗教が一番難しいです
このような惨劇はいち早くなくなることを切に願います
いつも御訪問ありがとうございます☆
by やまがたん (2009-06-26 06:18) 

大黒屋

やまがたんさん
コメントありがとうございます。
世界からこういう悲劇がなくなるのはいつのことでしょうかね。
by 大黒屋 (2009-06-26 13:27) 

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