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来年の干支は卯 Ukraine Rabbit Interviewer [Europe/Russia 欧州ロシア]


    



ウクライナの国会に兎が現れたそうな。
兎のコスチュームに着替えて国会に突入したのはウクライナ国営テレビの Roman Vintoniv 記者だという。
ウクライナの国民性からして、リポーターがこんなにユーモア精神を持っていたというのが意外でもあり微笑ましくもある。





  
兎に変身する記者







   
兎のインタビュアー










Kiev 016JPG.JPG






   


























11月 晩秋の首都キエフ  本来は冬であるはずのウクライナは実に暖かい秋であった











ウクライナの国会では時に乱闘も起きる。先週には反大統領派が国会に篭城して乱闘騒ぎにもなっている。
これは美人宰相として知られたティモシェンコ前首相の訴追事件を巡る出来事だ。
日本などがウクライナから買い取った排出権取引の資金流用の疑惑ということらしいが、
その巨額資金は年金運用に回ったという話にもなっているようだ。


いずれにしても国家経済が疲弊しているということであれば、ウクライナに限らない。
これから東欧だけでなく南欧、中欧、西欧と国家破綻危機という事態が出てきそうでもあるので
日本経済にとっても他人事ではないだろう。






混乱するウクライナ国会






国会での乱闘というのは、例えば日本では台湾の乱闘もよく知られているのだけど、それは決して嗤える話ではない。
見苦しい事態だという日本人は少なくないかもしれないが、比較的平和な日本の政情と台湾やウクライナの政情とは比較しようがないほどの違いがある。
言うなればそれは日米安保闘争のような時代とも言えるだろうか。
大国の配下に組するかどうかというのは当該国民にとっては時に生きるか決別するかというほどの切迫した情況だ。



日本人には今ではそれを皮膚感覚では感じ取れないほど平和な半世紀であったということだろう。
兎の姿に実は逼迫した政情がそこにあるということも感じ取りたいものだ。









ミンスクの夜は更けて Minsk's Night [Europe/Russia 欧州ロシア]






しばらく海外に出て旅をしていたのでブログアップが滞ってしまった。
以前の私ならリアルタイムで日記を書いていたかと思うが、
最近は旅先でのんびりしてしまうようになっているので日記の滞りはご容赦ということで(^^;




ところで先月、滞在したばかりのベラルーシの首都ミンスクが争乱状態となっている。
普段のミンスクは何も起きないと言えば語弊があるが、民主国家とは言い難いが為に国に反旗を翻すという雰囲気は微塵もないのだが、
選挙の時ばかりは国際選挙監視団や世界からメディアが集まるから、反体制派もこの時ばかりはと勢いづく。




争乱の選挙というのはベラルーシの大統領選挙のことだ。
欧州最後の独裁政権と揶揄されるAlexander Lukashenko ルカシェンコ大統領がまた再選されることになりそうだという。当選なら連続4期だ。
だが、選挙の度に野党候補と政権側との激しい対立が続いている。
開票結果は8割もの得票率? ここではいつも開票不正があったとして、抗議デモ参加者が政府と激しく衝突してしまう。
前回選挙では許し難いことだが多数のジャーナリストも拘束されてしまった。







Russia Today






これまでの選挙では抗議デモの取材さえ規制されてジャーナリストは首都中心部に入ることを許可されなかった。
とんでもない話なのだけど、無理をして撮影に入ったジャーナリストは悉く当局に拘束されて留置所に放り込まれたものだ。



しかし今回は例えば、このRUSSIA TODAYなどを見てもカメラマンは中心部に入って撮影はできているようだ。
前回の強権弾圧策にはかなりの国際的抗議があったのだと思う。







Minsk 002JPG.JPG




















ミンスクの夜は更けて








普段のミンスクは静かな首都だ。
だが、外電で報じられる情況は普段の暮らしからは目を疑うほどの光景だ。


前回大統領選挙時はルカシェンコ政権は兄弟国ロシアと蜜月関係にもあったが、エネルギー問題の対立から、
ルカシェンコはこのところ欧州と接近していた。しかし、この選挙争乱で欧州からまたも激しく批判を受けている。



ベラルーシはロシアとも欧州ともうまく協力関係が構築出来ないだろうか?
海を持たない国であるから、周辺国とは上手に御付き合いしなければならないだろうが、先行きは不透明なままだ。
こんなことでは深刻な経済不況から脱却は難しいのだろうと思う。
ベラルーシの知人達の暮らしも未だ明るい光は見えて来ないのかな?


大統領選挙では多数のメディアや監視団も入って来るからホテルも確保しにくいのだけど、一度は覗いてみたい。
だが、さすがにルカシェンコの次はないのだろうと思う。
4年後のベラルーシはどうなっているのだろうか?









Russian Girls 自由言論のロシア美女 [Europe/Russia 欧州ロシア]






プーチンって希代のパフォーマーなんだろうが、昨日のこのニュースには笑ってしまった。
7日がプーチンの誕生日。
来年の新作カレンダーでモスクワの美人女子大生がこぞって、「ウラジーミル、愛しているわ」って!!!







外電ニュースだけでは、プーチンの筋が関与しているのか、いないのかはっきりしない。
まあどっちでもいいが、私はロシアに美人の友人がいたりするし、
彼女達もここにアクセスするからあんまりはっきりしたことは微妙だから言えない。



だけど、上記のように本日のAFP配信では、同じ大学のアンチプーチン派?の女子大生が洒落た反応を示したようだ。

こちらは下着姿という訳ではないが、どうもモスクワ州立大学というのはジャーナリズムの名門校らしい。
Anna Politkovskaya を殺したのは誰?Mikhail Lhodorkovsky はいつ釈放される? と問いかけているらしい。 






RUSSIA TODAY 








国家統制主義化が進むロシアだけど、学問の自由、表現の自由がまだあることが示されて少し安心したな。
安心はしたが、なまじあの国を知っているだけに、少々緊張はしてしまう。
この女子大生たちは大丈夫だろうか?メディアへの就職は大丈夫なの?・・とかね。




  







それにしても、モデルで登場した美人女子大生たちは全員ボランティアなんだそうだが、
日本人からすると、とても一般学生には見えないことだろう。だけど、スラブ系の女性は皆美しい。

この夏だったか、「鶴瓶の家族に乾杯」ウラジオストク編でやっていたのだけど、
日本人留学生が「ここには美人と超美人しかいない!」と話していたが、それはほんとうだ。



ほんとうの話だから、私もスラブ系美女のカレンダーをボランティアを使って撮影したくなったな。駄目かな? 
それもヌード写真なんて言ったら、ロシアからパンチが飛んできそうなので、この辺にしておこうっと(^^;








全身火傷70%の悲劇 [Europe/Russia 欧州ロシア]

ロシアのナイトクラブの火災事故は世界中に大惨事として伝えられている。
日本でもこの週末にトップニュースで扱われたりしたのでご存知の方もおられるだろう。






で、まさかとは思っていたのだけれど、ペルミに住んでいる知人はどうしているのだろうかと案じてメールを出したところ、返事を頂いた。

で、まさかであったのである。
ディスコでのパーティに誘われたのだが、たまたま一緒に行かなかったのだと。
しかし、誘って来た女性は結果的にそこに居合わせて、全身火傷の重態なのだそうだ。

火傷の範囲は全身70%の広範囲なのだそうで、これはいつショック死してもおかしくないほどだ。
死者100人以上、負傷者も100人を大きく上回る。


ペルミはウラル山脈西側の都市で人口は100万人近い。
ここには行ったことはなかったが、比較的近いエカテリンブルグなどには行ったことがあるし、
ロシアの地方都市としてどんな案配なのかは多少は想像がつく。


負傷者の多数は重症で危険な状態ということなので、ペルミの医療体制ではキャパシティを超えている。
CCUなどの熱傷ベッドはあるにしても数が限られている。
大都市でも同様だ。
実際、多数の重症者が他都市に運ばれたようだ。


で、知人の友人である女性はモスクワに運ばれて治療を受けているそうだ。
火傷の深さまでは情報がないが、きっと予断を許さない危機が続いていることだろうと思う。

知人はこの重症者たちの治療に多くの血液が必要となっていることから、献血をしてきたそうだし、
現場にも花束を捧げてきたそうだ。


それにしても、友人だという女性は24歳でまだ若い。
仮に生き残ったとしても、皮膚移植の治療などリハビリは地獄の日々が待っている。
ほんとうにお気の毒と言うしかない。
ニュース画面でもそうだったが、死傷者の誰もが若い人ばかりだったそうだ。



スラブ圏で問題なのはこうしたレストラン営業などで、汚職が横行していることだ。
防火体制の行政指導で賄賂が横行している。

このナイトクラブでも、恐らく防火体制の指摘で工事を行うより、担当官に金を渡して逃れる方がはるかに安くつくと判断していたことだろうと思う。

寿司レストランが大流行しているのに、焼き肉レストランがないのは、そんな火を扱う営業のやりにくさが背景にあるのかも知れない。
いずれにしても悪循環だ。



まあ、日本も他国のことを言える立場ではないかな。
忘れた頃に、火災で死傷者多数なんてニュースがなくなることがない訳で・・。


今回の火災で、亡くなった方のご冥福、そして重症となっている人々の命が救われることを切に願いたい。


知人は生まれ変わったと話している。昨日一緒に行っていたら自分も巻き込まれて死んでいただろうと。




そうしてみると、人生とは奇跡の連続、積み重ねかも知れない。
死亡確率、コンマゼロ何桁かの%というような出来事の上に成り立っているかも知れない。



悲劇というのはある日、突然やって来る。
愛犬の死も緩んだ私の心、それを戒めていてくれるような気もする。


ララがいなくなった喪失感、ぽっかり開いた心の穴、それもいつまで経っても埋まらないな・・。







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