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地震が見つけたタイムカプセル Time Capsule in Earthquake [Accident 事件事故災害]






ニュージーランド・クライストチャーチからこれまでとは違う話題が届いた。
暗く沈鬱な悲劇が続いていたが、Bob Parker パーカー市長は何だか誇らしげな表情にも見える。
















映像を見るとクライストチャーチ大聖堂の中ではなく大聖堂前広場に建てられていた銅像のようだ。


銅像の人物はジョン・ロバート・ゴッドリーというアイルランド人らしい。









Cathedral Square.jpg





 





 











 






彼はクライストチャーチの発展に寄与したということで銅像が144年前に建立されたようだが、
永住した訳ではなく最期はロンドンであったことからしても、ご本人は銅像が建てられたことにあの世から驚いていたかも知れない。


それ以上に、クライストチャーチが地震の被害を受けたこと、そして銅像が壊れて、そこからタイムカプセルが出て来たというのは、まあそこまでは関係ないよと苦笑しているかな?




 



Christ Church Cathedral.jpg






















崩壊する前のクライストチャーチ大聖堂








それにしても、クライストチャーチ市長はこういう時だからこそと明るい話題として嬉々とした表情で記者会見に臨んだ様にも見えたりするが、こういう時だからこそ気をつけなくてはね。


これは責めるつもりはないのだけど、生存者の方達がインタビューで生還した時の様子、亡くなった知人のことなどを語る時に、思わず口元が綻んでしまったりする。
これは本能的にも生還出来た喜びが周りの悲劇に勝ってしまうのだろうけど、気をつけなくてはいけないね。
生還した人と亡くなった方とでは天地の差がある。
インタビュアーも質問する前に戒めるよう注意した方がいいのではとも思ってしまうが、
生還者も天国と地獄を一時に経験した様なものなので、感情をコントロールするのは難しいだろうかね。まあ、難しいんだろうね。




はてさて、それにしてもタイムカプセルの中身は何なのだろうか?気になるな。











無法地帯のリビア Lawless Zone in Libya [World Situation 国際情勢]






いよいよ、リビアは週末から来週にかけて最終局面を迎えるであろうか?緊迫感が高まる一方で秩序もまた無法地帯のような惨状になっているようだ。
カダフィ政権によるものなのか?虐殺死体の映像も次々と送られてくる。それは恐らくはリビア国営テレビのニュースでは見ることができないものだ。






Caution! Brutal Scene here. 注意:残虐な場面あり

 






これらの映像は反政府運動を支援している謎の国際組織アノニマス Anonymous 関連サイトにアップされているものなので、政府関係による虐殺だとしてカダフィを糾弾しているものだ。






Caution! Brutal Scene here. 注意:残虐な場面あり







リビアの場合はチュニジアやエジプトとは違い、武器と武器による軍事対決による最終決着になる様相だから、治安状態は崩壊していて各地で無政府状態になってきているようだ。



エジプトですら、ムバラクが辞任を表明して反政府運動が勝利したその夜に米国CBSの看板美人リポーター
ララ・ローガン女史が政権打倒で狂乱しているカイロ市内の広場で長時間に渡り残虐な性的集団暴行を受けたのは記憶に新しい。




ムバラク政権から引き続き軍部が治安維持をしていた状況下であり、エジプトですらそんな状況なので、治安崩壊しているリビアは推して知るべしであろう。











別のYoutubeではローガン女史の後を継いだCBSのリポーターはこれまた金髪の女性であった。
ABCもCNNも何処も中東や戦場経験の豊富な女性リポーターを送っている。
ちょっと日本では考えられないな。日本メディアはこんな状況では中東の動乱に女性スタッフを派遣出来ないだろう。
エジプトでも現地の男たちは異常な高揚感に包まれているから反応も常軌ではないし、当面は一触即発の情況で一歩間違えれば、危険極まりかねない様相だ。
そういう意味ではリビアに入るのは異常な世界に入っていくことになる。






これは首都トリポリの最新映像のようだ。カダフィ政権のお膝元でもこのような状況だ。時間の問題だろうか。







まあ、今リビアへ入る海外メディアはアルカイダへの同じ扱いをするとカダフィが脅しているから
トリポリに突入するのは余程でなければ出来ない。
当面は国営放送と?YouTubeで現地の様子を見るしかなさそうだ。


それにしてもニュージーランドに目を奪われているけど、邦人保護の観点で言えば、リビアの情勢は逼迫している。日本の対応は大丈夫なのだろうか?









バーチャルの支援 Virtual support Real [Accident 事件事故災害]





日本の国際緊急援助隊が地震発生から二晩を経てようやく現地入り活動を開始している。
昨日も書いたことだが、日本人被災者も多数発生して事は緊急を要しているのに、何故地震の翌日それも午後の出発なのであろうか?
当然だが、現地到着作業の開始は翌々日になってしまう。
中国の地震の時にはもっと遅かった様に記憶しているが、結果的に実際の活動は救助ではなくて遺体の収容作業になってしまう。
国際緊急援助隊ではなくて国際遺体収容隊になってしまっている。
2日も経てば生還率は急激に低下して、ほとんどの人が絶命してしまい、レアケースで奇跡の救出ということしかない。


メディアは分かっているのかいないのか、何処もこのことを批判しない。批判すれば当局から目の敵にされるので誰もこのことを糾弾しようとしない。国会では御座なりの質疑はあっけど。
よって、出遅れ作業の実情は遺体収容隊になってしまっているのだよ。






  






ネッ上ではクライストチャーチ地震に関する多くの映像が編集されアップされている。そして何ともう既に追悼哀悼の意を込めたもの登場していて、悲劇の大きさを伝えてくれている。












AFPはネット上にバーチャル危機管理センターが設置されたことを伝えている。
Googleの安否情報サービスには8500人もの情報が既に集まっているという。





Facebookにもいくつかのサポートページが開設されていて宿泊待機情報などで被災者を支援しているようだ。





先日はアラブ革命にネットが目に見えない形で関わり、ネットが反政府運動を動かしている実情を観て驚いたが
災害でも現場で右往左往しなくとも世界中から情報支援が行われる。それを私たちもネット上で見つめることも出来きる。バーチャルがリアルを支援している訳なのだな。




新しい形の情報伝達の時代を実感するが、一方で今も情報伝達の大きな柱の一つであるTV局が崩壊したことは
今でも信じられない。



king's education.jpg



























カンタベリーテレビ Canterbury Television は建物が全壊した後も情報更新は何もないHPがそのままであったがとうとう2日を経過して閉じられてしまった。
だが、YouTubeに彼らの映像が残されていて、それを拝見することは出来る。




しかし、ビル全壊という悲劇の後でそれはまるで墓標のようにも見えてくる。
CTVビルでの生存者は絶望的になっているということでもあり、言葉を失ってしまう。


先ほど、日本のテレビでは司会者の宮根誠司さんが片足を切断されて救出された日本人の若者の記事で
珍しく声を詰まらせていたが、私は犠牲者だけでなく生還者、被災者の方々にもお気の毒という薄っぺらい言葉しか出て来ない。言葉が出て来ないな。
ただただ、さらなる救出と復興をお祈りするだけだ。











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